雪の宿り
概要:
文明元年の二月なかばである。
朝がたからちらつきだした粉雪は、いつの間にか水気の多い牡丹雪に変って、午をまわる頃には奈良の町を、ふかぶかとうずめつくした。
興福寺の七堂伽藍も、東大寺の仏殿楼塔も、早くからものの音をひそめて、しんしんと眠り入っているようである。
人気はない。
そういえば...
(本文冒頭より抜粋)
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雪の宿り
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