焚いてしまふ
概要:
紀元節に学校の式を休んで、翌日もまた学校を休んだ。
すると、その晩から熱が出て、風邪の気味になった。
私は二階の一室に一人で早くから蒲団を被って寝た。
ふと、目が覚めると畳の上に白紙のやうなものが落ちてゐる。
それは雨戸の節穴から月の光が洩れて来てゐるのであった。
私はわざと腕を伸してそ...
(本文冒頭より抜粋)
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焚いてしまふ
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