
忘れもの
概要:
忘れもの
原民喜
ポストのところまで歩いて行くと、彼はポケットから手紙を取出した。
そして何だか変だとは思ひながら、ポストの口へ入れて行ったが、指を離した瞬間、はっと気がついて顔を歪めた。
切手がまだ貼ってなかったのだ。
馬鹿。
あの手紙を受取る里の親達は嘸、馬鹿と彼のことを云...
(本文冒頭より抜粋) (閉じる)
- ジャンル:
- 文芸 > 小説(国内) 無料文庫 > 無料文庫
原則、返金不可
詳細はこちら
この著作者による商品
忘れもの
販売(無期限): ¥ 0(税込)
販売(無期限): ¥ 0(税込)