散髪屋の夜
概要:
散髮屋の夜
櫻間中庸
さんぱつやの 窓の月は
くさい髮の にほひがする
みゝずが 細々と泪の音をたてゝゐる
そんなに月がかなしいのかい
痩せきつた 俺のからだに
夏が 夏が
しんみりと重たい
底本:「日光浴室 櫻間中庸遺稿集」ボン書店
1936(...
(本文冒頭より抜粋)
- ジャンル:
- 文芸 > 短歌・俳句 無料文庫 > 無料文庫
散髪屋の夜
販売(無期限): ¥ 0(税込)
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