
桂馬の幻想
概要:
木戸六段が中座したのは午後三時十一分であった。
公式の対局だから記録係がタイムを記入している。
津雲八段の指したあと、自分の手番になった瞬間に木戸は黙ってスッと立って部屋をでたのである。
対局者の心理は案外共通しているらしく、パチリと自分でコマをおいて、失礼、と便所へ立つのはよ...
(本文冒頭より抜粋) (閉じる)
- ジャンル:
- 文芸 > 小説(国内) 無料文庫 > 無料文庫
原則、返金不可
詳細はこちら
この著作者による商品
桂馬の幻想
販売(無期限): ¥ 0(税込)
販売(無期限): ¥ 0(税込)