夜汽車の食堂
概要:
雪の野原の中に、一条のレールがあつて、そのレールのずつと地平線に見えなくなるあたりの空に、大きなお月様がポツカリと出てゐました。
レールの片側には、真ッ黒に火で焦がされた、太い木杭が立ち並んでゐて、レールを慰めてゐるやうなのでありました。
そのレールの上を、今、円筒形の、途方...
(本文冒頭より抜粋)
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夜汽車の食堂
販売(無期限): ¥ 0(税込)
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