円卓子での話
概要:
一
彼の昨日の今日である、樽野の――。
今朝はまた昨日にも増した麗かな日和で、長閑で、あんなに遥かの沖合を走つてゐる漁船の快い発動機の音までが斯んなに円かに手にとるかのやうに聞えるほどの、明るい凪は珍らしい。
だから云ふまでもなく、海原は青鏡で、ただ、波を蹴たてて滑つて...
(本文冒頭より抜粋)
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円卓子での話
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