
冬の風鈴
概要:
三月六日
前日中に脱稿してしまはうと思つてゐた筈の小説が、おそらく五分の一もまとまつてはゐなかつた。
それも、夥しく不安なものだつた。
ひとりの人間が、考へたことを紙に誌して、それを読み返した時に自ら嘘のやうな気がする――それは、どちらかの心が不純なのかしら? この頃の自分は、...
(本文冒頭より抜粋)
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冬の風鈴
販売(無期限): ¥ 0(税込)
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