駒鳥の胸
概要:
花園の春
「黄金の羽虫、どこから来たの。
蜜飲の虫、あらあら、いけないわ。
そんなに私の傍へ寄つてはいやよ、日向の雛鳥、あつちへお行きよ。」
レオナさんは緑石の様に輝いた美しい瞳をうつとりとかすめて独言のやうに呟きました。
「まあ、随分酷いわレオナさん。
私のことを羽虫だつ...
(本文冒頭より抜粋)
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駒鳥の胸
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