生者の側と死者の側――戦前戦後を超えるもの[三木新論考集]
概要:
本書は、京都産業大学法学部教授であった法学者・哲学者である三木新が、昭和45(1970)年から昭和57(1982)年にかけて、新聞、雑誌等に寄稿した論考を、当時の三木新ゼミで教えを受けた編者(現在、社会環境研究所所長)が一冊の書としてまとめたもの。昭和時代の後半(70年代ごろ)に書かれた内容で、かなり経済や都市・社会状況が著しく変化(進展)しているが、その変化にもかかわらず、本書では今まさに根本的な解決が迫られている問題が論じられており、一つの哲学的、法学的視点による鋭い論考には、驚くべき斬新な解決の糸口を見出しうる可能性を秘めた、現代社会の在り方の新たな視点を学べる書。
目次:
編者まえがき
第一 統合の原理としての自由
第二 憲法の背理
第三 心情的国益から理性的国益へ
第四 司法論議の混迷と裁判官倫理
第五 ニクソン・ショックに思う
第六 全体主義は微笑みかける
第七 国民不在の司法論議
第八 非常事態法の制定
第九 言論の自由と国益
第十 書評 H・ミッタイス著 林設訳「自然法論」
第十一 国会審議と言論の自由
第十二 正気と気魄の喪失
第十三 なぜ革命思想に惹かれるか
第十四 「怪獣」を生みだす風土
第十五 流行への思想の埋没――「世論に思う」
第十六 わが転換期の発想
第十七 目ざめよ 日本人
第十八 国連海洋法会議と日本
第十九 日本人のエゴイズムを考える
第二十 現代の位相
第二十一 ウォーターゲート事件とアメリカの良識
第二十二 巨大な島国アメリカ
第二十三 三権分立への配慮欠く
第二十四 民主主義の制約
第二十五 堕落をもたらした拝金主義
第二十六 倒錯
第二十七 危機の視点
第二十八 どこから建直すか
第二十九 人権の共存ということ
第三十 21世紀への課題
第三十一 本の大切さを教えたもの
第三十二 生者の側と死者の側
第三十三 林檎のある風景
第三十四 何が問題か
- ジャンル:
- 人文・思想 > 社会心理 人文・思想 > 哲学・思想
- 販売開始:
- 2024/10/30
- ファイルサイズ:
- 2.97MB
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- J0010335BK0160290001
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