正法眼蔵第二 摩訶般若波羅蜜 私釈 経に依り教に依る 有の思惟
概要:
「摩訶般若波羅蜜」巻は、道元33歳頃、観音導利院で初めての夏安居時の説法であり、七十五巻『正法眼蔵』の第二に収められる。主な内容は『般若心経』と『大般若教』からの引用で、禅語録からの引用は如浄の「風鈴頌」のみである。この巻は般若心経の解釈でも、空を説くのでもない。
『心経』の無眼耳鼻舌身意、無色声香味触法の「無」をとって、上座部および大乗の教学範疇を認め、経を大切にし、敬礼という敬虔な態度を説く。また如浄の頌によって、虚空に掛る風鈴のように、入ってくる色声香味触を、取捨選択なしにそのまま受け流す坐禅を称え、その坐禅こそ無上の説法であると示す。
諸解釈を詳細に吟味し、「摩訶般若波羅蜜」の真意を読み解く。
- ジャンル:
- 人文・思想 > 宗教・仏教
- 販売開始:
- 2021/04/28
- ページ数
- 196ページ
- ファイルサイズ:
- 2.79MB
- CODE:
- J0010380BK0111813001
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正法眼蔵第二 摩訶般若波羅蜜 私釈 経に依り教に依る 有の思惟
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