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仏教の流れを辿り 仏像に親しもう

立ち読み

仏教の流れを辿り 仏像に親しもう

著者:
奥洞栄治
出版社:
学術研究出版

概要:

仏教は誕生の地インドから、インド亜大陸北西部へと伝播し、アレキサンダー大王の影響を受け仏像を生み、更にシルクロードを通じて中央アジアに広がり、そうした中で大乗仏教という、大衆的でより哲学的な宗教へと発展し、更に東へと伝播して、中国に広まり、やがて我が国へともたらされる。我が国では仏教は、当初朝廷で、次には貴族たちに信じられたが、平安末期には新しい教義解釈が起こり、新興の武士階級や一般民衆へと広まっていく。
戦国期の浄土宗の闘争を経て江戸期の幕府の利用や国学等との対立などを経て、明治当初の廃仏毀釈による打撃を受けながらも、フェノロサ等による仏像等の芸術性の発見となり、近代の知識人達による仏教美術の高評価となった。
本書は、仏教が広まり行く過程で様々な種類の仏達を生んだ経緯を紹介し、色々な素材や造像方法について説明。さらに、やがて木材による像仏が盛んになり、定朝や慶派等の素晴らしい仏師たちが平安中期から鎌倉時代にかけて活躍するようになるが、こうした仏教の展開を背景に、像仏及び仏閣建立に至る経緯や事情など多くの歴史的事象やエピソードを交えながら、個々の仏像や仏閣を紹介している。
先ず、我が国最初の仏教受け入れの地奈良県からで、見逃せない大寺院が目白押しでもちろん仏像についても各時代を代表する素晴らしい仏像の宝庫ともいえます。次は長らく都が置かれた京都で、天皇や貴族、高僧などにより造立された大寺院や多く仏像も見どころ満載です。次は奈良、京都以外の近畿地区、そして東日本地区・西日本地区と素晴らしい仏像を紹介してまいります。
また中で特徴ある珍しい仏像も幾つか取り上げ、一章を設けて紹介し、最後に季節ごとに象徴的に思い起こされる仏像についても紹介する一章を設けている。

著者紹介:
奥洞 栄治(おくぼら えいじ)
1939年岐阜県高山市に生まれる。京都大学文学部卒。神奈川県教育委員会事務局に勤務。定年退職後趣味として仏像彫刻を始める。同時に各地の寺院・仏閣を巡り、関係書籍等を渉猟、仏像に深く親しみ、新しい視点の仏像紹介を思い立つ。

ジャンル:
芸術・教養 > 芸能・美術一般 芸術・教養 > 工芸・陶芸 人文・思想 > 宗教・仏教
販売開始:
2023/03/17
ページ数
164ページ
ファイルサイズ:
38.32MB
CODE:
J0010380BK0137115001
対応デバイス:
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