東京都主任試験ハンドブック 第35版

概要：

　東京都人事委員会は、2025年度から主任級選考の内容を見直しました。教養の択一試験を廃止し「基礎力確認テスト」を導入しました。論文試験では「職場もの」を廃止し、「都政もの」だけにしました。
　『東京都主任試験ハンドブック 第35版』は、こうした主任級選考の見直しに対応した内容になっています。
　基礎力確認テストは、東京都職員として必要な基礎知識を習得しているかを確認するのが目的です。主任級選考の受験資格を得るための試験という位置づけで、合格基準点はＡ１類事務が40点満点中20点、Ａ１類技術で35点満点中17点、Ａ２類で20点満点中10点です。
　また、論文試験では、政策的業務への対応力を高める観点から政策的論述を必須化しました。①問題意識、②問題解決力、③論理性、④表現力が評定項目となっています。「出題テーマに対し、都政全体を視野に入れた高い問題意識を持っているか」「資料をもとに課題を抽出・分析し、現実的かつ具体的な解決策が論じられているか」「提示した視点にも触れながら、その理由とともに論じられているか」といった観点が求められます。
　本書は、忙しい方が効率的、効果的に勉強できるように編集しました。弊社で発行している『１日10分 地方公務員法』『１日10分 地方自治法』『１日10分 行政法』なども併せてご活用いただければ幸いです。