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どこかにあるはずの素敵な島

どこかにあるはずの素敵な島

著者:
片岡義男
出版社:
ボイジャー

概要:

不思議なタイトルである。
というのも、この小説の中では実際に、結婚した男女が毎年休暇を過ごす南の島が出てきてそれは架空の島などではないからだ。
しかし、その島の名前も場所も一切明らかにはされないから読者にとってはたしかに「どこかにあるはずの素敵な」島に違いない。
片岡義男の多くの小説がそうであるように我々の日常にあるようなリアリズムや従来の小説がそこをテコにして物語を動かす破綻、のようなものはここには一切、現れない。
あるのは1つの、あざやかな夫婦のかたちだけだ。

【著者】
片岡義男
1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。

ジャンル:
文芸 > 文芸一般
商品情報
販売開始:
2016/01/19
ファイルサイズ:
0.86MB
ファイル形式
epub
【販売形態】
  購入 レンタル
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