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反「暴君」の思想史

反「暴君」の思想史

著者:
将基面貴巳
出版社:
ボイジャー

概要:

わたしたちはいま、「暴政」のなかにいる。

「暴君」なんて昔の存在、「暴政」なんてよその国のこと・・・・・・本当にそう言いきれるだろうか? 真の暴君は暴君であることを隠す。それを見破る目をもたなければ、あなたは知らないうちに暴政のなかにいる。アリストテレス、オッカム、『葉隠』、吉田松陰など、古今東西の政治思想家の闘いの軌跡をたどり、反「暴君」の論理=「共通善」の思想をさぐる!

【目次】
第1章 「暴君」は今もいる
1 現代日本「危機論」「再生論」の陥穽
2 「理想」と「現実」の倒錯
3 「共通善」に対する倫理的義務
第2章 暴政とは何か
1 古代中国における「暴政」論
2 アリストテレスの「暴政」論
3 中世ヨーロッパにおける「暴政」論
4 福沢諭吉による「暴政」批判
第3章 暴君放伐論
1 西洋の古典的暴君放伐論--キケロ
2 中世ヨーロッパの暴君放伐論--ソールズベリーとアクィナス
3 古代中国の湯武放伐論--孟子
4 江戸時代の湯武放伐論--山鹿素行・荻生徂徠・吉田松陰
第4章 不正権力の矯正
1 中世ヨーロッパの「兄弟愛的矯正」の理念--オッカム
2 古代中国における「諫言」
3 『葉隠』にみる「諫言」
4 吉田松陰と「諫言」
第5章 共通善思想と日本
1 「共通善」を個人がどう認知するか
2 「良心」のもつ権威
3 「良心」と「心情」
4 「心情主義と」「心情倫理」
5 暴君放伐とテロを分かつもの
6 「心情主義」を超えて
終章 比較政治思想史という視座
あとがき
復刊にあたってのあとがき
読書案内--参考文献に代えて

【著者】
将基面貴巳
1967年神奈川県横浜市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。シェフィールド大学大学院歴史学博士課程修了(Ph.D.) 。研究領域は政治思想史。現在はオタゴ大学人文学部歴史学教授。英国王立歴史学会フェロー。『ヨーロッパ政治思想の誕生』(名古屋大学出版会2013年)で第35回サントリー学芸賞受賞。著作に『言論抑圧 矢内原事件の構図』(中公新書2014年)、『政治診断学への招待』(講談社選書メチエ2006年)。最新刊は『日本国民のための愛国の教科書』(百万年書房)、『愛国の構造』(岩波書店)。

ジャンル:
人文・思想 > 哲学・思想
商品情報
販売開始:
2021/11/09
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