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氷湖いま

氷湖いま

著者:
鈴木総史
出版社:
ふらんす堂

概要:

◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ

◆第一句集

どぶろくの瓶の吹雪を飲み干しぬ
 
『氷湖いま』は異彩を放つだろう。すなわち、地方に立脚するのみの風土詠ではなく、かといってのっぺりとした都市風景でもなく――誤解をおそれずにいえば、「洗練された風土詠」ということになる。
序より・櫂未知子

跋・佐藤郁良
栞・橋本喜夫

◆自選十句
立子忌の咲いて名前も知らぬ花
生きるにはふるさとを欲り夏蜜柑
血の記憶ありさうな孑孑ばかり
メロン食ふたちまち湖を作りつつ
わたつみの光なら欲し葡萄棚
林檎狩脚立にすこし海の香
虫籠を湖の暗さの物置より
さざなみは船に届かずカーディガン
灯を点けて塔の全貌夜鳴蕎麦
ためらはず踏めかんじきの一歩目は

ジャンル:
文芸 > 短歌・俳句
販売開始:
2024/03/25
ファイルサイズ:
1.48MB
CODE:
J0019002BK0151316001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
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