京都 銀月アパートの桜
概要:
生粋の京都人淺山泰美は百年前の大正ロマンが漂う銀月アパートの魅力と庭に咲くしだれ桜の美しさを物語る。
京都が、いきいきと目を覚ます。
このような才媛に声をかけられるのは、 千年来のことなので。
わたくしも、目を瞠る。
ピュアな水晶少年のイメージをもって登場した詩人の、多彩きわまりない円熟ぶりに。
(帯文:新川和江)
京都に生まれ育った詩人が、京都のまち・人・自然・文化を慈しむように綴るエッセイと短歌と写真。
【目次】
I
桜めぐり
ポエトリーガーデン
ウエサク祭の夜
観音さま日和
月晶丸
いぬの仔もねこの仔もひとの子も
四月のダライラマ
伯母するひと
ライアーに出逢った頃
読む詩歌う詞
ライアーと歩む日々
II
昭和ドリームランド
あの人は、今
石好き
「塩」を運ぶ
明美さんの灯り
一期一会ということ
茶道入門
天女座を訪ねて
妖精の声
猿のはなし
水絵の町で
高野橋西詰
奇 跡
東福ノ川会
『オーク』があった頃
III
久世光彦さん ゆめまぼろし
幻の唄
神様の演出
幸福の電話
久世さんと神戸で
卒 哭
アスパラ豆腐の味
久世さんの墓所で
IV
銀月アパートの桜
あとがきにかえて
銀月アパートという謎
撮影データ
初出一覧
略歴
【著者】
淺山泰美
1954年5月、京都市伏見区に生まれ。同志社大学文学部文化学科美学専攻卒。第一詩集「水槽」を28歳で出版後、ポエトリーリーディングを始める。1988年、詩誌「庭園」を創刊。編集発行人を務める。『月暈』『ミセスエリザベスグリーンの庭に』『ノクターンのかなたに』等九冊の詩集を刊行するほか、写真文集『木精の書翰』小説集『エンジェルコーリング』がある。2000年にライアー(竪琴)に出逢い、2001年6月、ゲルトナーのソプラノライアーを得てライアーを学び始める。
原則、返金不可
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販売(無期限): ¥ 1,100(税込)