がん悪液質に立ち向かう食事 やせを防いで治療効果を高める
概要:
がん悪液質に立ち向かうための食生活の対策を一般向けにやさしく解説した初の書籍!
がん悪液質のおもな症状は食欲不振と体重減少(筋肉の減少)で、進行すると生命にかかわります。飢餓による栄養不良とは異なり、必要なエネルギーや栄養素を補うだけでは充分な成果を上げることができませんでした。なぜなら悪液質は、「代謝異常による異化亢進」と「食欲不振による栄養不良」が複雑にからみ合って発症するからです。
悪液質の診断がなされないまま栄養状態が悪化し、元に戻ることができない状態にならないためには、栄養状態の改善が可能な早い段階からのとり組みがとても重要になります。ひいてはそれががんの治療効果を高めることにつながります。
外科医として勤めていた著者の森直治先生は、「患者さんの栄養状態をよくしないと、せっかく手術しても治療効果が上がらない」ことを痛感し、現在の地位に就かれました。本書は、森先生のご指導のもと、がん悪液質に立ち向かうための食生活の対策を一般向けにやさしく解説した初の書籍です。
【目次】
はじめに
第1章 悪液質を知る
第2章 治療をサポートする食事
第3章 食欲が出てくる食事
体験談 悪液質を防ぐための栄養サポート
外食・中食のエネルギー&たんぱく質ガイド
【著者】
森直治
医学博士。東京慈恵会医科大学卒業。愛知医科大学医学部大学院医学研究科 緩和・支持医療学教授。愛知医科大学病院緩和ケアセンター、栄養治療支援センター、栄養部部長。消火器外科医として、名古屋大学旧第一外科の関連病院で20年以上にわたり診療経験を積む中、がん患者の栄養ケアや緩和医療に深い関心を抱き、栄養サポートチーム(NST)や緩和ケアチームの活動に積極的にとり組む。
竹内知子
管理栄養士。愛知医科大学病院栄養部所属。椙山女学園大学卒業。がん病態栄養専門管理栄養士。栄養サポートチーム(NST)専門療法士。がん患者さんの診断直後から終末期までの治療の全般において幅広くがんの栄養サポートに従事している。
原なおり
管理栄養士。愛知医科大学病院栄養部所属。名古屋学芸大学大学院栄養科学研究科前期博士課程修了。栄養教諭。病態栄養専門管理栄養士。栄養サポートチーム(NST)専門療法士。個々の患者さんの生活習慣に合わせた栄養支援ができるよう努めている。
土田実佳
管理栄養士。愛知医科大学病院栄養部所属。愛知学院大学卒業。病態栄養専門管理栄養士。日本糖尿病療法士。がんなどさまざまな疾患の栄養相談。外来化学療法室や緩和ケアチームでの栄養管理に従事する。
清水加奈子
管理栄養士。国際中医薬剤師、国際中医師、フードコーディネーター。女子栄養大学短期大学部卒業、国立北京中医薬大学卒業。企業の商品開発や販促企画、飲食店の立ち上げ、雑誌やテレビ、サイトにてダイエットレシピや薬膳レシピの提案などに携わる。 (閉じる)
- ジャンル:
- ライフスタイル > 料理
原則、返金不可
詳細はこちら
販売(無期限): ¥ 1,980(税込)