ドイツ人のみた明治の奄美
概要:
*紙本からテキスト起こしをおこないました。一部誤字、体裁のくずれなどありますことをご了承ください。 ドイツ人のみた明治の奄美 沖縄本島と較べて奄美大島はベニヨフスキーの来島以来、久しく外国人の目に止まらなかったので、日本の中では未知の世界とされてきた。それは明治時代のみならず、今世紀に入ってからも第二次世界大戦後までは余り変わらなかった。唯一の例外として、明治中期の一八八〇年から九〇年頃にかけて、奄美が急にヨーロッパの、少なくとも中部ヨーロッパのドイツ語圏の注目を集めたことがあるが、それは先ずドイツの動物学者ルードヴィヒ・ドゥーダーラインによる奄美の調査旅行と、それについての報告書によって引き起こされたもので、それに引き続いて数人のドイツの園芸専門家や植物を扱う商人が活躍し、そればかりでなく、お雇い外国人や普通の旅行者までもがこの島を訪れたためである。しかしながら、この日独交流史の画期的な出来事は、地元である奄美のみならず、日本では全く知られていないので、ここで取り上げて、明治期における奄美大島の歴史についての重要な一資料を紹介したいと思う。 ●本書は1992年にひるぎ社より刊行された作品を、著者たちの協力のもと電子書籍として復刻したものであり、底本を元に加筆・修正している。 ●ひるぎ社『ドイツ人のみた明治の奄美』(1992年2月15日 初版発行)に基づいて制作されました。 今回の復刻にあたって、たくさんの先生方、故人にあたってはご遺族の方々に多大なご協力をいただきました。代表として、相談役を引き受けて下さった高良倉吉先生に心よりお礼申し上げます。 秋山夏樹
- ジャンル:
- 人文・思想 > 歴史
- 販売開始:
- 2019/10/01
- ページ数
- 104ページ
- ファイルサイズ:
- 9.91MB
- CODE:
- J0010473BK0099587001
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ドイツ人のみた明治の奄美
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