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文芸

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  • タイトル: 異国さかな雑談
    著者: 浜田青陵
    出版社: ConTenDo
    概要: ×  私は衣食住ともに無頓着の方で、殊に食べ物に就いてはデリケートの味感がないと見え、たゞ世間普通の意味での甘い物を食べさせられてさへ居ればよいのであつて、マヅイものを食はされても餘り文句は言はない方である。 それで自分の家でも、子供達は却つて今日の飯は固... (本文冒頭よ...
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  • タイトル: 田原藤太
    著者: 楠山正雄
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  むかし近江の国に田原藤太という武士が住んでいました。 ある日藤太が瀬田の唐橋を渡って行きますと、橋の上に長さ二十丈もあろうと思われる大蛇がとぐろをまいて、往来をふさいで寝ていました。 二つの目玉がみがき上げた鏡を並べたようにきらきらかがやいて、剣を植えたようなき... ...
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  • タイトル: 金太郎
    著者: 楠山正雄
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  むかし、金太郎という強い子供がありました。 相模国足柄山の山奥に生まれて、おかあさんの山うばといっしょにくらしていました。  金太郎は生まれた時からそれはそれは力が強くって、もう七つ八つのころには、石臼やもみぬかの俵ぐらい、へいきで持ち上げました。 大抵の大人......
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  • タイトル: 文福茶がま
    著者: 楠山正雄
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  むかし、上野国館林に、茂林寺というお寺がありました。 このお寺の和尚さんはたいそうお茶の湯がすきで、いろいろとかわったお茶道具を集めてまいにち、それをいじっては楽しみにしていました。  ある日和尚さんは用事があって町へ行った帰りに、一軒の道具屋で、気に入った... ...
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  • タイトル: 名文句
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要: 名文句 薄田泣菫  米国のボストンにペン先の製造業者がある。 数多い同業者を圧倒して、店のペン先を売り弘めようとするには、何でも広告を利用する外には良い方法が無かつた。 で、一千弗の懸賞附で、ペンに関する独創的な名文句を募集する事に定めた。  懸賞附の広告が発表せられると、....
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  • タイトル: 質屋の通帳
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要:  京都に住んでゐた頃、たしか花時の事だつたと思ひます。 私が縁端でぼんやり日向ぼつこをしてゐると、女中が来客の名刺を取次いで来ました。 名刺にはK――とありました。 K氏は私には初めての客でしたが、友人H氏の弟子筋にあたる人で、その頃新進作家として一寸売出してゐました。  K氏は座...
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  • タイトル: 石を愛するもの
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  いろんなものを愛撫し尽した果が、石に来るといふことをよく聞いた。 屠琴塢は多くの物を玩賞したが、一番好きなのは石だつた。 一生かかつて奇石三十六枚を貯へ、それを三十六峰に見立てて、一つびとつ凝つた名前をつけ、客があるとそれを見せびらかせたものださうだ。 鄭板橋はま......
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  • タイトル: 桜の花
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要:  桜こそは、春の花のうちで表現の最もすぐれたものの一つであります。 しとしとと降り暮らす春の雨の冷たさに、やや紅みを帯びて悲しさうにうなだれた莟といふ莟が、一夜のうちに咲き揃つて、雨あがりの金粉をふり撒いたやうな朝の日光のなかで、明るくほがらかに笑つてゐる花の姿は、多くの植物に見る... ...
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  • タイトル: 春菜
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  郷里にゐる弟のところから、粗末な竹籠の小荷物が、押潰されたやうになつたまま送りとどけられて来た。  その途端、鼻を刺すやうな激しい臭みが、籠の目を洩れて、そこらにぷんぷんと散ばつて往つた。 それを嗅ぎつけると、私はほくそ笑みながら、すぐに自分の手で荷物の縄目... ...
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  • タイトル: 無学なお月様
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要:  野尻精一氏は奈良女子高等師範の校長である。 東京にゐる頃にはさうも思はなかつたが、住むでみると奈良は景色がよく、景色がよくないところには定つて古蹟があつて、遊ぶには恰好な土地だなと野尻氏は思つた。 それにつけて、かういふ結構な土地に来て、鹿のやうに柔和で、鹿のやうに尻つ尾の短い女学......
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  • タイトル:
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要:  大阪に大国柏斎といふ釜師の老人が居る。 若い彫塑家大国貞蔵氏の父で、釜師としての伎倆は、まづ当代独歩といつて差支へあるまい。 伎倆のすぐれてゐる割合に、その名前があまり世間に聞えてゐないのを惜しがつた知合の誰彼が、 『大阪にくすぶつてゐたのではしようがあるまい。 いつそ思ひきつて東....
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  • タイトル: 茶立虫
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要: 茶立虫 薄田泣菫  静かな秋の一日、午後三時頃の事でした。 家の者はみな遊びに出かけたので、留守居に残された私は部屋に坐つたまま、背を壁にもたせて、何を考へるでもなし、ひとりつくねんとしてゐました。 煤けた壁の落ちつきが、冷え冷えと背を伝はつて、しつとりと心の底まで滲みとほる......
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  • タイトル: 石を積む
    著者: 別所梅之助
    出版社: ConTenDo
    概要:  徳富蘇峰先生の「鎮西遊記」の中に、水俣は昔から風俗のよい処、高山彦九郎が蘇峰先生の曽祖父につれられて、陣の坂を通るをり、道端の大石に、小石が山のやうに積みあげてあるのを見て不審したら、先生の曽祖父は旅人の不便を思うて、里人が道のべの小石を拾うたのだと答へた。 彦九郎はそれを聴いて... ...
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  • タイトル:
    著者: 尾崎放哉
    出版社: ConTenDo
    概要:  土庄の町から一里ばかり西に離れた海辺に、千軒といふ村があります。 島の人はこれを「センゲ」と呼んで居ります。 この千軒と申す処が大変によい石が出る処ださうでして、誰もが最初に見せられた時に驚嘆の声を発するあの大阪城の石垣の、あの素破らしい大きな石、あれは皆この島から、千軒の海から運......
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  • タイトル: 計画
    著者: 平出修
    出版社: ConTenDo
    概要: 「昨日大川君から来たうちから、例の者を送つてやつて下さい。」亨一は何の気なしに女に云つた。 畳に頬杖して、謄写版の小冊子に読み入つて居たすず子は、顔をあげて男の方を見た。 云ひかけられた詞の意味がすぐに了解しにくかつた。 「静岡へですよ。」男は重ねて云つた。 女はこの二度目の詞の出...
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  • タイトル: 夜烏
    著者: 平出修
    出版社: ConTenDo
    概要:  夏水をかぶつた猿ヶ馬場耕地の田地は、出来秋の今となつては寔に見すぼらしいものであつた。 ひこばえのやうにひよろ/\した茎からは、老女のちゞれた髪の毛を思はせるやうな穂が見える。 それも手にとつて見るとしいなが多い。 枯穂も少くない。 刈つたところで藁の値うちしかないかもしれない。 ...
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  • タイトル: 瘢痕
    著者: 平出修
    出版社: ConTenDo
    概要:  躍場が二つもある高い階段を軽くあがつて、十六ばかりの女給仕が社長室の扉をそつと叩いた。 「よろしい。」社長の松村初造はちよいと顔を蹙めたが、すぐ何気ない風になつて、給仕を呼入れた。 「あの、田代さんからお電話でございますが。」 「うむ。」 「只今からお伺ひいたしたいんで......
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  • タイトル: 二黒の巳
    著者: 平出修
    出版社: ConTenDo
    概要:  種田君と一しよに梅見に行つて大森から歩いて来て、疲れた体を休ませたのが「桔梗」と云ふお茶屋であつた。 「遊ばせてくれますか、」と種田君はいつもの間延な調子で云つたあとで、「エヘツヘヘ」と可笑しくもないのに笑ふと云つた風に軽く笑つた。 私は洋服であつたが、種田君は其頃紳士仲間に流......
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  • タイトル: 木犀の香
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要: 「いい匂だ。 木犀だな。」  私は縁端にちよつと爪立ちをして、地境の板塀越しに一わたり見えるかぎりの近処の植込を覗いてみた。 だが、木犀らしい硬い常緑の葉の繁みはどこにも見られなかつた。 この木の花が白く黄いろく咲き盛つた頃には、一二丁離れたところからでもよくその匂が嗅ぎつけられるの....
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  • タイトル: 早春雑記
    著者: 尾形亀之助
    出版社: ConTenDo
    概要:  毎日のやうに隣りの鶏が庭へ入つて来る。  鶏が書斎の前をいそいで通るので、いかにも跣足で歩いてゐるやうな恰好をする。 羽や鳥冠が立派で、その上雄鶏などはすましてゐるやうな様子をしてゐるので可笑しい。  彼等の中に一匹奇妙な鳴声をする雌がゐる。  四五日前から地つづきに...
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  • タイトル: 机の前の裸は語る
    著者: 尾形亀之助
    出版社: ConTenDo
    概要:  私はこの九月末か十月初め頃までの間に、かびのついたするめのやうな昨年と今年との作品十数篇からなる表題未定の一本を四五十部印刷して、これを最後の集として年来親しくしてもらつた友人へ贈呈する。 大正十三年に「色ガラスの街」――昭和四年に「雨になる朝」――そして、この表題未定の一本を最... ...
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  • タイトル: 身辺雑記
    著者: 尾形亀之助
    出版社: ConTenDo
    概要:  九月、十月、それから十一月とはなつた。 隣家の門にからんだ蔦が這つて来て庭の一間ほどの竹垣で海老茶に枯れてゐる。 雨が降る度に天井と畳と障子がぬれる。 引越すつもりであつたが、そのうちには引越すことになつてしまつた。 何のことはないのである。 ×  こゝに一つの変な文...
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  • タイトル: さびしい人生興奮
    著者: 尾形亀之助
    出版社: ConTenDo
    概要:  詩集「雨になる朝」は去年の今頃出版する筈であつたのが一年ほど遅れた。 これらの作品は一昨年のもので、去年は妙に困つたことばかりのあつた年で、詩は一つか二つしか書きつけなかつた。 そして、今年は頭が重い。 ×  私はこの詩集をいそいで読んでほしくないと思つてゐる。 本箱の...
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  • タイトル:
    著者: 尾形亀之助
    出版社: ConTenDo
    概要:  過ぎてしまつたことは、あきらめなければならないやうな心残りがあるとしてもどうにもしかたがないのだからしまつがいゝ。 又、ざまあみろとばかりに、地の中へ込80んでしまつたやうな「去年」に舌を出すのも一興であるかも知れない。 私は今郷里へ帰つて火80燵に入つてゐる。 下半身は温いが背なか....
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  • タイトル: 部屋の中
    著者: 尾形亀之助
    出版社: ConTenDo
    概要:  雨が降つてゐる。 雞が啼いてゐる。 ×  何時の間にか雨が止んでゐる。 私は机の前に座80つてゐる。 朝、床の中で新聞を読んだ他何もしてゐない。 氷のやうなものが食べたい。 ×  淋みしい「人生興奮」。  ながいことかゝつて火鉢に炭をついでゐ...
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  • タイトル: 私と詩
    著者: 尾形亀之助
    出版社: ConTenDo
    概要:  私の詩は短い。 しかし短いのが自慢なのではない。 自分としてはもう少し長い詩が書きたい。 そして、もう少し私は詩の中に余裕をもちたい。 「笑ひ」といふやうなものをゆつくり詩に書いてみたい。 私の今の詩は詩集として一つに纒めて読んでもらう80のが一番よいのだが、さう思ふやうに詩集は出...
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  • タイトル: 雨になる朝
    著者: 尾形亀之助
    出版社: ConTenDo
    概要: この集を過ぎ去りし頃の人々へおくる 序 二月・冬日 二月  子供が泣いてゐると思つたのが、眼がさめると鶏の声なのであつた。  とうに朝は過ぎて、しんとした太陽が青い空に出てゐた。 少しばかりの風に檜葉がゆれてゐた。 大きな猫が屋根のひさしを通つて行つた。 ...
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  • タイトル: 花咲かじじい
    著者: 楠山正雄
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがありました。  正直な、人のいいおじいさんとおばあさんどうしでしたけれど、子どもがないので、飼犬の白を、ほんとうの子どものようにかわいがっていました。 白も、おじいさんとおばあさんに、それはよくなついてい... ...
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  • タイトル: 浦島太郎
    著者: 楠山正雄
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  むかし、むかし、丹後の国水の江の浦に、浦島太郎というりょうしがありました。  浦島太郎は、毎日つりざおをかついでは海へ出かけて、たいや、かつおなどのおさかなをつって、おとうさんおかあさんをやしなっていました。  ある日、浦島はいつものとおり海へ出て、一日... ...
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  • タイトル: たにしの出世
    著者: 楠山正雄
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  むかしあるところに、田を持って、畑を持って、屋敷を持って、倉を持って、なにひとつ足りないというもののない、たいへんお金持ちのお百姓がありました。 それで村いちばんの長者とよばれて、みんなからうらやましがられていました。  この長者とおなじ村に、これはまた持っているもの......
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  • タイトル: 石竹
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要:  この頃咲く花に石竹があります。 照り続きで、どんなに乾いた磧にも、山道にも、平気で咲いてゐるのはこの花です。 茎が折れると、折れたままにその次の節からまた姿勢を持ちなほして、伸びてゆくのはこの花です。 細くて、きやしやで、日盛りのあるかないかの風にも、しなしなと揺れるほどの草ですが、....
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  • タイトル: 水仙の幻想
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要:  すべての草木が冬枯れはてた後園の片隅に、水仙が五つ六つ花をつけてゐる。  そのあるものは、肥り肉の球根がむつちりとした白い肌もあらはに、寒々と乾いた土の上に寝転んだまま、牙彫りの彫物のやうな円みと厚ぽつたさとをもつて、曲りなりに高々と花茎と葉とを持ち上げてゐる。  白みを帯......
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  • タイトル: 侘助椿
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  私は今夕暮近い一室のなかにひとり坐ってゐる。  灰色の薄くらがりは、黒猫のやうに忍び脚でこつそりと室の片隅から片隅へと這ひ寄つてゐる。 その陰影が壁に添うて揺曳くする床の間の柱に、煤ばんだ花籠がかかつてゐて、厚ぼつたい黒緑の葉のなかから、杯形の白い小ぶ... ...
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  • タイトル: 胡瓜の種
    著者: 鈴木三重吉
    出版社: ConTenDo
    概要:  小さいときから自分を育てゝ來たお千は、下女と祖母とを伴れて、車に乘つて一足先に移つて出た。  自分は宿屋の拂ひをして、一二の用事に??つてあとから行つた。 荷車に托した行李と蒲團とが已に運ばれて、上り口に積み上げてあつた。 見すぼらしいがた/″\の格子戸を這入つて靴を解く。 お千は下...
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  • タイトル: レンブラントの国
    著者: 野上豊一郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  オランダには三日半きりいなかったけれども、小さな国だから、毎日車で乗り廻して、それでも見たいと思っていたものはあらかた見てしまった。  五月一日(一九三九年)の昧爽、フーク・ファン・ホランドに上陸した時の第一印象は、いかにも物静かな、どことなく田舎くさい、い... (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: ドストイェフスキーに就いて
    著者: 片上伸
    出版社: ConTenDo
    概要:  どんな人間でもその性格に皆多少の矛盾を有つてゐる。 そしてその矛盾のために多少とも苦しみ惱んでゐる。 そしてその矛盾の苦しみの烈しければ烈しいほどその求めてゐる統一に達することの困難であるのは勿論だが、同時にその大いなる矛盾は大いなる統一を豫想するものであるといへる。 人の一生の幸不....
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  • タイトル: 可愛いポール
    著者: 北条民雄
    出版社: ConTenDo
    概要:  ミコちゃんの小犬は、ほんとうに可愛いものです。 丸々と太った体には、綿のように柔かい毛がふかふかと生えています。  名前はポールと言います。 これはミコちゃんが、三日も考えてつけたのでした。 ポールと言うのは、フランスの美しいお歌を作る先生のお名前です。  ミコちゃんはポールが大....
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  • タイトル: やんちゃオートバイ
    著者: 木内高音
    出版社: ConTenDo
    概要:  一  ポピイとピリイとは、あるお屋敷の車庫の中で長い間一しょに暮して来た、もう中古の自動車です。 二人は、それぞれ御主人と奥さまとを乗せて、ちょうど、御主人夫婦と同じように、仲よく、りっぱに暮してまいりました。 親切な、やさしい御主人にガソリンだの油だのを十分に... (本文冒頭より...
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  • タイトル: 杉よ! 眼の男よ!
    著者: 富岡誠
    出版社: ConTenDo
    概要: 杉よ! 眼の男よ! 富岡誠 『杉よ!  眼の男よ!』と 俺は今、骸骨の前に起つて呼びかける。 彼は默つてる。 彼は俺を見て、ニヤリ、ニタリと苦笑して ゐる。 太い白眼の底一ぱいに、黒い熱涙を漂は して時々、海光のキラメキを放つて俺の 顔を射る。 ... (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: 留守(一幕)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 中流家庭の茶の間――奥の障子を隔てて台所――衣桁には、奥さんの不断着が、だらしなく掛かり、鏡台の上には、化粧品の瓶が、蓋を開けたまま乱雑に並んでゐる。 女中のお八重さんが、長火鉢にもたれて、講談本を読んでゐる。 台所で、「御免下さい」といふ女の声。 お八重さん ... (本文冒頭より抜...
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  • タイトル: 迷子になつた上等兵(ラヂオドラマ)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 星野少尉 臼田軍曹 小西上等兵 兵卒A 同B 同C 同D 荒物屋の主人 その妻 その娘 大正二三年頃の秋 ある歩兵聯隊の夜間演習が東京近在の農村を中心として行はれる。 小銃の音が二三発、遠くで聞える。 やがて、小砂利を蹈む七八人の靴音。 ... (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: 動員挿話(二幕)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 人物 宇治少佐 従卒太田 馬丁友吉 少佐夫人鈴子 友吉妻数代 女中よし 時 明治三十七年の夏 所 東京 第一幕 宇治少佐の居間――夕刻 従卒太田(騎兵一等卒)が軍用鞄の整理をしてゐる。 鈴子夫人が現れる。 夫人 さ、... (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: 写真(一幕)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 人物 三好大尉 三好夫人 女中 隣の細君 忠坊 東京の郊外――初秋の午後。 三好大尉の家――庭に面した八畳の座敷。 縁先に腰をかけ、一心に写真ブツクの写真に見入つてゐるのが隣の細君である。 そこへからだを乗り出すようにして、頻りに写真の説明をしてゐる... (本文冒頭よ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 傀儡の夢(五場)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 有田浩三 妻 倉子 書生水垣 小間使銀 下働 滝 水垣の友竹中 一 有田浩三の書斎。 朝。 浩三 (読んでゐる新聞から目を放さずに、はひつて来た妻に向ひ)おはやう。 昨夜はよく眠つたかい。 何か寝言を云つてたね。 倉子 (夫の手から新聞を取り上... (本文冒...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: ガンバハル氏の実験(ラヂオドラマ)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: アナウンサーの紹介につづいて、 別のアナウンサーの声で―― ――只今から、ガンバハル氏の「精神と電気」といふ御講演がございます。 ガンバハル氏の声――ええ、わたくしは、只今御紹介にあづかりましたガンバハルと申すものであります。 生れは多分アフガニスタンあたりだと思ひますが、早... ...
    商品価格: ¥0(税込)
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