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坂口安吾

検索結果400件中46件から90件までを表示
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物 08 その七 石の下
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 「私は六段格で。 ヘッヘ」  と、甚八はさッさと白をとった。 神田の甚八といえば江戸名題の賭碁のアンチャン。 本職は大工だが、碁石を握ると素人無敵、本因坊にも二目なら絶対、先なら打ち分けぐらいでしょうなとウヌボレのいたって強い男。 川越くんだりへ来て、手を隠すことはない。  武...
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物 07 その六 血を見る真珠
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  明治十六年一月のことである。 東京の木工船会社で新造した百八十トンの機帆船昇龍丸が試運転をかねて濠洲に初航海した。 日本の国名も聞きなれぬ当時のことで、非常に珍しがられて、港々に盛大なモテナシをうけた。 そのとき、木曜島近海の暗礁にのりあげて船体を破損し、修理のために一ヶ月ほど木曜島....
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物 06 その五 万引家族
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  スギ子未亡人はシンは心のあたたかい人のようでもある。 嫁入道具というものを一切持たない咲子の着物のことに気を使ってくれて、季節々々の着物を自分で見たてて作ってくれる。 顔に親切を見せないし、優しい言葉をかけてくれることも殆どないだけ、シンの親切が身にしみるのだが、しかしとりつく島も......
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物 05 その四 ああ無情
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  今日一日で月が変ると、明日からは十二月。 一年に十二回ある晦日という奴も気に入らないが、十二月という最後の月は月全体が性にあわない。 昨日今日からメッキリ寒気が身にしみやがると、モーロー車夫の捨吉は毛布をひっかぶって上野広小路にちかい小路の角で辻待ちをしていた。 上野駅には車夫集会所....
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物 04 その三 魔教の怪
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  秋雨の降りしきる朝。 海舟邸の奥の書斎で、主人と対坐しているのは泉山虎之介。 訪客のない早朝を見すまして智恵をかりにきたのであるが、手帳をあちこちひッくりかえして、キチョウメンに書きこんだメモと首ッぴきに、入念に考えこんでは説明している。 後先をとりちがえないためである。 「本件...
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物 03 その二 密室大犯罪
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  秋ばれの好天気。 氷川の勝海舟邸の門をくぐったのは、うかない顔の泉山虎之介であった。 よほど浮かない事情があるらしい。  玄関へたどりつくと、ここまで来たのが精いっぱい、というように、玄関脇に置いてある籐椅子にグッタリとつかまって、吐息をついた。 こわれかけた籐椅子がグラつくのも...
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物 02 その一 舞踏会殺人事件
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  氷川の海舟屋敷の黒板塀をくぐったのは神楽坂の剣術使い泉山虎之介。 この男、時はもう明治十八九年という開化の時世であるが、酔っぱらうと、泉山虎之介タチバナの時安と見得を切って女中のホッペタをなめたがる悪癖がある。  虎之介は幼少のころ、海舟について剣術を習ったことがある。 そのころ....
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  • タイトル: 安吾新日本風土記 01 「安吾・新日本風土記」(仮題)について
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 挨拶  予告して申し上げるほどの言葉はまだないのです。 しかしとにかく土地々々には生き生きと働く人々は云うまでもなく町や風物や山河や歴史にもそれぞれ自らを語っている個性的な言葉があるもので、私はそれを現地で見また聞きわけたいと思っているだけです。 そしてそれを私自身の生存の意義......
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  • タイトル: 屋根裏の犯人 ――『鼠の文づかい』より――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 晦日風呂  その日は大晦日です。 何者か戸を叩く音に、ヤモメ暮しの気易さ、午ちかくまで寝ていた医者の妙庵先生、起きて戸をあけると、 「エエ、伊勢屋源兵衛から参りましたが、本日はお風呂をたてましたので例年の通り御案内にあがりました。 どうぞお運び下さいまし」 「では本日は伊勢......
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  • タイトル: 安吾人生案内 03 その三 精神病診断書
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  妻を忘れた夫の話山口静江(廿四歳) 『これが僕のワイフか? 違うなア』行方不明になって以来三ヶ月ぶりでやっと三鷹町井ノ頭病院の一室に尋ねあてた夫は取り縋ろうとする私をはね返すように冷く見据えて言い切るのでした。 いくら記憶喪失中の気の毒な夫の言葉とはいえ余りの悲... (本...
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  • タイトル: 安吾人生案内 02 その二 大岡越前守
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  男子は慰藉料をもらえないという話  婚姻予約不履行による慰藉料損害賠償請求事件の訴状  中央区京橋八丁堀、吉野広吉方でクリーニング業に従っていた原告、羽山留吉は、昭和二十三年六月八日新堀仲之助氏の口ききで被告中山しづと見合の上新堀、吉野両氏夫婦の媒酌で、同年八月... (本...
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  • タイトル: 安吾人生案内 01 その一 〔判官巷を往く〕
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  まえがき  仕事の用で旅にでることが多いので、その期間の新聞を読み損うことが少くない。 旅から戻ってきて、たまった古新聞を一々見る気持にもならないので、いろいろの重大ニュースを知らずに過していることがある。  そんな次第で、オール読物の編輯部からきた三ツの手記のう... ...
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  • タイトル: 安吾の新日本地理 01 安吾・伊勢神宮にゆく
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  この元日に飛行機にのった。 三月ごろから内地に航空路ができるについて読売新聞で試験飛行をやった。 それに乗ったのである。 ノースウエスト航空会社のDC四型という四発機。 四千五百メートルぐらいの高度で大阪まで往復したのだが、戦前までの航空旅行の概念とはよほど違っている。 煖房は完備...
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  • タイトル: 落語・教祖列伝 01 神伝魚心流開祖
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  カメは貧乏大工の一人息子であったが、やたらに寸法をまちがえるので、末の見込みがなかった。 頭が足りなかったのである。 そのくせ、大飯をくう。 両親は末怖しくなって、人夫をさがしていた山の木コリにあずけた。 木コリが試験してみると、鋸だけはうまくひく。 器用なことはできない代りに、根...
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  • タイトル: 大井広介といふ男 ――並びに註文ひとつの事――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  大井広介に始めて会つたのは昭和十五年大晦日午後七時、葉書で打合せて雷門で出会つた。 その晩、大井広介は至極大真面目で、自分はインチキ・レビューの愛好家で、女性美はレビューの動きに極致があると信じてゐるから、自分の娘もレビューガールにするつもりである。 三つの頃からレビューを見せて仕......
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  • タイトル: イノチガケ ――ヨワン・シローテの殉教――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 前篇 マルチル・マルチレスの数々  一五四七年一月、一艘のポルトガル商船が九州の一角に坐礁して引卸しにかゝつてゐると、丘の上から騎馬で駈け降りてきた二人の日本人があつて、手拭を打ちふり、その船に乗せてくれないかと叫びたてゝゐる。  四名の水夫がボートを下し岸へ漕ぎ寄せて聞... ...
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  • タイトル: 蝉 ――あるミザントロープの話――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  凡そ世に同じ人間は有り得ないゆえ、平凡な人間でもその種差に観点を置いて眺める時は、往々、自分は異常な人格を具へた麒麟児であると思ひ込んだりするものである。 殊に異常を偏重しがちな芸術の領域では、多少の趣味多少の魅力に眩惑されてウカウカと深入りするうちに、遂には性格上の種差を過信し... ...
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  • タイトル: ふるさとに寄する讃歌 夢の総量は空気であつた
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は蒼空を見た。 蒼空は私に泌みた。 私は瑠璃色の波に噎ぶ。 私は蒼空の中を泳いだ。 そして私は、もはや透明な波でしかなかつた。 私は磯の音を私の脊髄にきいた。 単調なリズムは、其処から、鈍い蠕動を空へ撒いた。  私は窶れてゐた。 夏の太陽は狂暴な奔流で鋭く私を刺し貫いた...
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物帖 読者への口上
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  この捕物帖はたいがい五段からできています。 第一段は虎之介が海舟を訪ねて事件の説明にかかること。 (但し、この段は省くことがあります。)第二は事件の説明。 第三は海舟が推理のこと。 第四段は新十郎が犯人を見つけだすこと。 第五段は海舟が負け惜しみを云うこと。 以上のうち第二段がほ...
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  • タイトル: 明治開化 安吾捕物 01 読者への口上
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 明治開化 安吾捕物 読者への口上 坂口安吾  この捕物帖はたいがい五段からできています。 第一段は虎之介が海舟を訪ねて事件の説明にかかること。 (但し、この段は省くことがある。)第二段は事件の説明。 第三段は海舟が推理のこと。 第四段は新十郎が犯人を見つけだすこと。 第五段...
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  • タイトル: 切捨御免 ――貞操なきジャーナリズム――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  帝銀容疑者、北海道のH画伯のタイホ、上京、二十三日上野駅到着は犯人見物の人出で賑ったそうだが、首実検で、犯人らしくないときまると、たった一日でガラリと人気が変って、今日(八月二十五日)の新聞は、人権侵害、にわかにH画伯に同情あつまり、警視庁は総攻撃をくらっている。  警視庁に... ...
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  • タイトル: 吹雪物語 ――夢と知性――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  一九三×年のことである。 新潟も変つた。 雪国の気候の暗さは、真夏の明るい空の下でも、道路や、建築や、行き交ふ人々の表情の中に、なにがなし疲れの翳を澱ませて、ひそんでゐる。 さういふ特殊な気候の暗さや、疲れの翳が、もはや殆んど街の表情に見られないのだ。 まづ第一に鋪装道路。...
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  • タイトル: 南風譜 ――牧野信一へ――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は南の太陽をもとめて紀伊の旅にでたのです。 友達の家の裏手の丘から、熊野灘が何よりもいい眺めでした。  このあたりは海外へ出稼ぎに行く風習があります。 それゆゑ変哲もない漁村の炉端で、人々は香りの高い珈琲をすすり、時には椰子の実の菓子皿からカリフォルニヤの果物をつまみあげたりす....
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  • タイトル: 欲望について ――プレヴォとラクロ――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は昔から家庭といふものに疑ひをいだいてゐた。 愛する人と家庭をつくりたいのも人の本能であるかも知れぬが、この家庭を否応なく、陰鬱に、死に至るまで守らねばならぬか、どうか。 なぜ、それが美徳であるのか。 勤倹の精神とか困苦耐乏の精神とか、さういふ美徳と同じやうに、実際は美徳よりも悪徳....
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  • タイトル: 通俗作家 荷風 ――『問はず語り』を中心として――
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 「問はず語り」は話が好都合にできすぎてゐる。 主人公の老画家が松子(女中)と関係を結ぶと気附かれぬうちに妻君の辰子が急病で死んで、それも深い感謝をさゝげて死んでしまふ。  荷風においては女中との関係が辰子に知られることによつて始まる人間関係や人間性への追求が問題にならないのである......
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  • タイトル: 当世らくがき帖
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 当世らくがき帖 坂口安吾  会津先生。  近ごろ東京で、先生が社長で、僕が編輯長の新聞が新潟に現れた由、口うるさい連中が騒いでゐます。 本当にそんな新聞ができたら、恐らく一世をフウビするでせう。 いづれ、そのうち本当にやらうではありませんか、呵々 底本:「坂口安吾全集....
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  • タイトル: 女性に薦める図書〔アンケート回答〕
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 危険な関係(創元社からでる由)ラクロ著 マノンレスコオ(春陽堂文庫)プレボオ著 一、娼婦とか妖婦といはれる女達の徳性に就て、家庭婦人に読み、考へていたゞきたいのです。 女が、家に働く虫であり、子供を育てる虫である限り、男にも女にも、家庭の意味はありません。 男女二人の間の悪徳は美......
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  • タイトル: 育児
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 育児 坂口安吾  五十ちかい年で初子が生れると、てれたり、とまどったりするばかりで育児については無能である。 いまもって子の抱き方も知らないが、たまに父が子を抱いたり世話したり母のしてやるようなことをすると、たいそう喜ぶものである。 別にしつけらしいことはしないが、父のするこ......
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  • タイトル: 「文芸冊子」について
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 「文芸冊子」について 坂口安吾  ふるさとの雪国でこんな雑誌がでゝゐるかと思ふと、それだけでたのしい思ひになります。 お寺の和尚さんだの、田舎のお医者さんだの、市長さんなどが思ひ思ひのことを書いてゐるのは全く愉快なことですね。 文学などといふ鋳型に入れると困つた物になるので、......
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  • タイトル: 中村地平著「長耳国漂流記」
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  こゝに、歴史的事実といふものがあつて、作家が、製作欲をそゝられる場合、然しながら、如何に書くべきか、といふことは、かやうな意欲と同時に忽ち構想されるほど容易なものでは決してない。  歴史小説といへば、歴史よりも小説であるのが当然で、読者は必ずしも資料に忠実であることを要求しな... ...
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  • タイトル: 後記〔『炉辺夜話集』〕
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 「炉辺夜話集」といふこの本の題名は、この本にあつめられた五ツの物語に対して、作者がどのやうな心持をもつてゐるか、それを率直に表しもし、又、ある意味では、作者が文学そのものをどのやうなものに考へてゐるかといふことを、率直に露呈もしてゐます。  つまり私は、この題名が示す通り、人々... ...
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  • タイトル: 南京虫殺人事件
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 消えた男 「ここの女主人は何者だろうな」  この家の前を通る時、波川巡査は習慣的にふとそう思う。 板塀にかこまれた小さな家だが、若い女の一人住いで、凄い美人と評判が高い。  警察の戸口調査の名簿には「比留目奈々子二十八歳、職業ピアニスト」となっているが、ききなれない名前で......
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  • タイトル: 都会の中の孤島
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  アナタハン島の悲劇はむろん戦争がなければ起らなかった。 第一たがいに顔を知り合うこともなく、それぞれが相互に無関係の一生を送ったであろう。  しかし、アナタハンのような事件そのものは、戦争がなければ起り得ない性質のものではない。  一人の女をめぐって殺し合うのは、山奥の飯場の....
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  • タイトル: 明日は天気になれ
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: ゴルフをしなかった話 1  私は二ヶ月前からゴルフをはじめた。 しかしゴルフ道具一式は何年も前から持っていた。 ゴルフ靴もボールも何ダースも買いこんで持っていたが、二ヶ月前までゴルフをやらなかったのである。  なぜやらなかったかというとむろん然るべき理由はある。 そして...
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  • タイトル: 犯人
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  その山奥の村に殺人事件があった。 被害者は日蓮の女行者でサヨといった。  人見医師は駐在の里村巡査にたのまれて一しょに現場へ行った。 役場や駐在所や医院などのある村の中心部から山を一ツ越した部落で、その部落でも一番端れの山際に孤立した傾いた小屋がサヨの住居であった。  小屋の...
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  • タイトル: 「信長」作者のことば
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 「信長」作者のことば 坂口安吾  少年時代の信長は天下のタワケモノとよばれた。 子守りの老臣はバカさに呆れて切腹した。 三十すぎて、海道随一と武名の高い今川を易々と打ち亡しても、ウチのバカ大将がなぜ勝ったかと家来どもが狐につままれた気持であった。  天下を平定して事実が証明....
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  • タイトル:
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  ふと校庭を眺めると、例の学生がまた走っていた。 「あのバカはつい今しがたぶッ倒れたのを見たはずだが……」  思わずカタズをのんで眺めたと云っては大ゲサかも知れないが、幻を見たかと思ったのである。  つい今しがた――それはたぶん十分もたたないような気がするが、その学生はラス......
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  • タイトル: フシギな女
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  文字と画はこうも違うものかね。 ヤブニラミ、オカメ、無愛想、唇厚く、ニキビ面などと目撃者の表現が散々だから(築地の中華料亭四人殺害事件の犯人)この事件を漫画にとり入れた人々も大そうな不美人をかいていましたね。  ところが、モンタージュ写真を見ると、凄味のある不美人ではなくて、農......
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  • タイトル: 小林さんと私のツキアイ
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 小林さんと私のツキアイ 坂口安吾  小林さんにはじめて会ったのは、青山二郎の私宅であった。 そうだなア。 あれは、私の二十六の時らしいな。 すると、昭和六年、頃は夏だ。 なぜなら、青山二郎がサルマタ一ツの姿だったから。  私が「青い馬」という同人雑誌に「風博士」というのを...
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  • タイトル: 日本の水を濁らすな
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 日本の水を濁らすな 坂口安吾  アジア大会に日本の水泳選手が参加しなかったから水泳競技がないのかと思ったら、やっぱり、あるんだね。  どうして行かなかったんだろうね。 相手が不足なのかね。 外国遠征は毎年やって、もうあいちゃったし、夏のヒノキ舞台のコンディションにも影響する....
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  • タイトル: 悲しい新風
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 悲しい新風 坂口安吾  過去の文士の論争がどんな風に行われたかということについて私は不案内であるが、佐藤春夫、河盛好蔵両先生の大論争には新時代風があると思った。  河盛先生の結論として、自分は法廷で理非を明かにするだけの決意をもっている。 したがって、佐藤老よ、貴下の回答......
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  • タイトル: 九段
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  東京は小石川に「もみぢ」という旅館がある。 何様のお邸かと見まごうのは、もとは何様かのお邸だから当り前の話。 旧財閥や宮様の邸宅別荘が売り物にでて大旅館や料亭になっているのは全国的な現象で、この旅館に限ったことではない。  ここが他といくらか違うのは、旧財閥の邸宅を買いとって旅館....
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  • タイトル: “能筆ジム”
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  雑誌「日本小説」に「不連続殺人事件」を連載し、探偵小説の鬼江戸川乱歩先生から過分なる賞讃をいたゞいて以来、僕は文壇随一の探偵小説通と自他ともに許す存在にまつりあげられてしまった。 しかしまあ、余り通などとまつり上げられない方がいゝ。 僕はおかげで「小説新潮」に「安吾捕物」まで書かさ......
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  • タイトル: 人生三つの愉しみ
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  アンタブスという酒が嫌いになる薬の実験者の話が週刊朝日に収録されていたが、効果テキメンというわけにはいかないらしい。 すべて中毒というものは、当人に治そうとする意志がないとダメだということは、私自身が経験からそう感じていることであるが、アンタブスは服薬を中止すると又飲めるようにな... ...
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  • タイトル: 戦後合格者
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  敗戦後の日本に現れたニューフェースの筆頭は公認された日本共産党であったろう。 しかし、これぐらい内容拙劣なニューフェースは他に例がなかった。 完全なる無内容、それに加うるにいたずらなる喧嘩ずき、まるで人間の文化以前の欠点だけを集成して見せつけられているようであった。  彼らのやっ....
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