たそがれのぶんちゃか

著者：: 和田幸也
出版社：: 銀の鈴社

概要：

「たそがれのぶんちゃか」というタイトルに魅かれて、手に取った一冊。
作者が折々に感じたことを「第１章　あれやこれや　それはさておき」「第２章　おつかれさま　たびする」「第３章　おいしい　たべる　のむ」に分けて綴ってあり、気軽に読める一冊に仕上がっています。
テンポがいい文章と、作者のウイットに富んだ視点は、昭和時代を牽引してきたであろう作者世代の男性たちが読んだら「そう、そう、そうな時代だったよね！」という声が聞こえそうなエッセイ集です。
（P.N　一葉）和田　幸也（わだ　ゆきや）
1930年横浜生まれ。1951年慶応義塾大学経済学部卒業。
健康関連会社に就職、カポニー産業株式会社非常勤顧問。
1965年心身医学啓蒙のための市民団体に所属、現在東京セルフ研究会代表世話人。

◆もくじ◆
Ⅰ　あれやこれや（それはさておき）
・飲む　打つ　買う　・詐欺師　・へそ　・真面目　・町名　・肩書き　・刑事コロンボ的に見る　・ラリック　・盗難に遭う　・面子　・古都　・歳をとること　・卒業式　・本を送る中で　・時間　・車　・古美術　・商人　・日常生活　・富士と銀座　・作文　・文鎮　・阿呆　・ある日　・夭折の画家　・散歩

Ⅱ　おつかれさま（たびする）
・吉備路　・能登へ　・京都　・旅の残照　・祇園祭　・飛騨　・郡山　・酒田　・修善寺　・彦根騒動　・屋根　・路地を入る　・絵馬　・はるばる旅に出たものの　・静岡県　・火縄銃　・夜の釧路　・夜の益田　・昼の名古屋　・夜の名古屋　・黒川能

Ⅲ　おいしい（たべる　のむ）
・活き作り　・蕎麦　・岡山「和哉」　・雪割納豆　・牛タン　・金沢　・焼酎　・京都　波多野　・鮎料理　・再び波多野　・生しらす　・福山の夜　・紀ノ川　・皿そば　・奥琵琶湖　・バー元禄　・童話を飾る小料理屋　・海陽亭　・駅弁　・藤沢　喜食屋　・三崎　・呑む