星の声 星の子へ
概要:
やさしいことばで、やさしいまなざしで、ながれぼしとかいわします。
子どもといっしょに、ことばのせかいをさんぽします。
2023年に、第27回三越左千夫少年詩賞を受賞。
<新刊モニターの感想より>
全体を通して、作者の人生を感じられました。
まるで覚えたての言葉を駆使して、言葉遊びを楽しむ幼い子どもから、達観した仙人みたいな老年期の大人へ成長するような、逆に大人(神様)が子供(人間)に退行するような、不思議な時間軸が見られる詩集だと思います。
作者は子どもにも大人にもなれる、世代を自由に行き来できる心の持ち主だろうと思いました。
◆まくら
睡眠中は誰しも孤独です。
悲しいことに目覚めると、夢の記憶は薄れてしまうものです。
「まくら」という相棒が孤独な心を受け止めてくれて、見たはずの夢を覚えていてくれるようで、静かな温もりを感じられる詩です。
◆神様
信心深い人間が都合の良いように作り上げていた崇高な神様像は、神様視点で捉えればひどくつまらない存在かもしれず、人間に憧れてしまう神様のやるせなさが滑稽。
◆暮らす命と
幸か不幸か、何らかの生き物として選べない命を与えられた「僕ら」は、完全に同じものは作ることのできない不器用な「神様」のおかげで、似ているようでみんな違う命と心をもらって生きているという、すべての命を肯定してくれるような詩。
(小林 宙子・40代)
目次:
◆もくじ◆
I ほしのこえ 5
なまえ 6
パンパンパンダ 8
カワウソのうそ 10
おかし 12
おやつ 14
ナメクジ 16
ポリス 18
トランプ 20
さかだち 22
くつした 24
はじめてのかいわ 26
ぞうさん 28
えほん 30
にほんご 32
こねこ 34
たのしみ 36
はる 38
おひるね 40
まくら 42
ゆめ 44
かぼちゃ 46
トマトまと 48
たしざん 50
ほしのうた 52
Ⅱ 星の声 55
ほくろ 56
壁 58
握手 60
がまん 62
ルパン賛成 64
自転車 66
かくれんぼ 68
流れ星 70
神様 72
入学式 74
ノート 76
おふろ 78
携帯電話に言いました 80
散歩 82
ドア 84
宝物 86
クッキー 88
変? 90
Aくん 92
願い 94
9月1日 96
木 98
りんご 100
宮沢賢治ノ詩ノヨウニ 102
不眠症 104
暮らす命と 106
あとがきにかえて
漫才 108
- ジャンル:
- 文芸 > 詩・詩集 児童・絵本 > 日本のえほん 児童・絵本 > 大人の絵本
- 販売開始:
- 2024/01/18
- ページ数
- 112ページ
- ファイルサイズ:
- 7.38MB
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- J0010148BK0148655001
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