ねずみ部屋・野の花道楽
概要:
前半は、長年、古アパート住まいだった著者が、ネズミの侵入に悩まされる表題作「ねずみ部屋」、両親の位牌をつくって親孝行した気分に浸る「夫婦位牌」、週刊誌の記事を書いていたころの裏話「カラス」、銭湯代節約のためにアパートの部屋で行水をする話「沐浴」、歩くと靴底がへるのを気にして、徒歩とバスではどちらが得かせこい妄想をはたらかせる話「靴底貯金」、ある朝、尿管結石になって入院する話「石」、しつこく出没するシロアリを駆除する話「白蟻」など七編の小説が収録されている。
後半は「野の花道楽」(表題作随筆)を楽しみとする著者の野の花探訪紀行六編が収録されている。
内容は、島根県出雲市と川本町に珍しいイズモコバイモを訪ね、その来歴を探る話「裏山の白い花 」と「広島から来たドライバー」、ユキワリイチゲの花を滋賀県甲賀市に訪ね、開きそうで開かない花の開花を待つ話「悩殺のまなざし」、栃木県塩谷町の鬼怒川河川敷に咲くオキナグサを見に行く話「アンコウ草」、兵庫県三田市の有馬富士公園でカザグルマの花を愛でる「代がわり」、愛媛県宇和島市でムサシアブミの大群生に出会う話「お手あげ」などである。
悩み多き日常に取材した話と、山里での花探訪体験が合体した読み物となっている。カラー写真8枚収録、POD版は四六版で196ページある。
著者紹介:
山本 研二(やまもと けんじ)
1960年、兵庫県尼崎市生まれ。作家。
明治大で学んだ後、週刊誌記者などを経て文筆業者となる。
著作は、紀行集に『東京発花露めぐり』(自由国民社、単行本)、『花ぶら日記』全七巻(学術研究出版、電子版・POD版)、紀行・随筆・小説集に『ぶらぶら貧乏』『たこ焼き日和』『旅の空』『独身各駅停車』(いずれも自由国民社、電子版)がある。
その他、写真集に『わたし、カタクリ』『ザゼンソウ写真集』『極楽ローカル花さんぽ』(いずれも学術研究出版、電子版・POD版)がある。
- ジャンル:
- 文芸 > 小説(国内)
- 販売開始:
- 2024/09/27
- ファイルサイズ:
- 3.81MB
- CODE:
- J0010380BK0159191001
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