ぶらぶら貧乏
概要:
著者が、40代初めから50代後半まですごした東京中野の風呂なし四畳半アパートの日常を中心に描かれた小説・随筆集である。
著者は、身だしなみに凝り、ソフト帽やパナマ帽(「筋入りパナマのケジメのつけ方」)の蘊蓄に溺れてみたり、ヤドカリ生活からの脱出を夢想して格安の家を買おうとするが頓挫したりする(「都内土地十五坪2DK平屋百九十万円を手に入れろ」) など、あきらめの悪い一途なぶざまさが披露されている。小説・随筆21編を収録。本書はPOD版(紙製)で258ページあり、大きさは四六判である。
目次
あいさつ自由自在
中年おかず食いの白飯問題
母のピンハネへそくり
モンブランとご懐妊
墓まいりと月餅饅頭十六個の行方
からぶり記者時代は結末で悪酔い
鉄道拾遺物
三峰の革ジャンを持って行ったのはだれだ?
ラクダの肌着の品定め
独身中年ワンルーム購入のための金計算
都内土地十五坪2DK平屋百九十万円を手に入れろ
金欠服装術ーー菊松屋篇
パールグレイのソフト帽
はげ隠し三十年目の知恵
金はなくてもパナマ帽
筋入りパナマ帽のケジメのつけかた
黒い中折れ帽との別れ
ゴールドカードの女
世間話は行き当たりばったり
年末質屋新宿デパ地下大日如来
愛媛宇和島に家を買うの記
著者紹介:
山本研二(やまもと けんじ)
作家。
1960(昭和35)年、兵庫県尼崎市生まれ。明治大で学んだあと、専門学校講師、翻訳者などを経て週刊誌の世界に入る。『サンデー毎日』誌などに、フリーライターとして自然関係の記事を寄稿したあと、野の花探訪紀行を数多く書く。自分の日常にネタを拾った随筆、小説も書いている。
著書に、『東京発花露めぐり』(自由国民社、単行本)、『花ぶら日記』全7巻、『ねずみ部屋・野の花道楽』(いずれも学術研究出版、電子版・POD版)、『たこ焼き日和』『ぶらぶら貧乏』『旅の空』『独身各駅停車』(すべて学術研究出版、電子版・POD版)などがある。
また、野の花紀行の取材中に撮影した写真をまとめた、『わたし、カタクリ』『ザゼンソウ写真集』『極楽ローカル花さんぽ』(いずれも学術研究出版、電子版・POD版)も出している。
- ジャンル:
- 文芸 > 小説(国内) 文芸 > エッセイ
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