
松の葉
概要:
一
「團子が貰ひたいね、」
と根岸の相坂の團子屋の屋臺へ立つた。
……其の近所に用達があつた歸りがけ、時分時だつたから、笹の雪へ入つて、午飯を濟ますと、腹は出來たし、一合の酒が好く利いて、ふら/\する。
……今日は歸りがけに西片町の親類へ一寸寄らう。
坂本から電車にしようと、...
(本文冒頭より抜粋)
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松の葉
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