
二通の書翰
概要:
小説家後藤宙外氏が鎌倉に住んでいた比のことであると云うから、明治三十年前後のことであろう、その時鎌倉の雪の下、つまり八幡宮の前に饅頭屋があって、東京から避暑に往っていた××君がその前を通っていると、饅頭屋の主翁が出て来て、
「あなたは××さんと云う方ではございませんか」
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(本文冒頭より抜粋)
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二通の書翰
販売(無期限): ¥ 0(税込)
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