
酸漿
概要:
酸漿
原民喜
結婚式の二時間前、彼女は畳に落ちてゐた酸漿を拾って鳴らして捨てた。
朝、夫が役所へ出て行くと、彼女はもう一度寝床に潜り込んで、昼過ぎに起きた。
それから煎餅を噛りながら新聞を読んだ。
それから夕方まで鏡台に対ってぽかんと暮した。
夫が出張で三日も帰...
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