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大脳は厨房である

大脳は厨房である

著者:
富永太郎
出版社:
ConTenDo

概要:

眼球は日光を厭ふ故に
瞼の鎧戸をひたとおろし
頭蓋の中へ引き退く。


大脳の小区画を填めるものは
困憊したさまざまの食品である。

青かびに被はれたパンの缺け、
切り口の饐えたソオセエジ……
オリーヴ油はまださらさらと透明らしいが
瓶一面の埃のために
よくは見え...


(本文冒頭より抜粋)

ジャンル:
文芸 > 短歌・俳句 無料文庫 > 無料文庫
販売開始:
2016/04/13
ファイルサイズ:
1.38MB
CODE:
J0010283BK0049947001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
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