たこ焼き日和
概要:
著者が、野の花紀行などの取材で各地へ旅したときのこぼれ話に加えて、神社参拝、骨董市探訪を題材にした随筆・小説が24篇収録されています。
たとえば、「雪のち晴れ」は、著者が三月に高知県の隠れたフクジュソウ自生地に行こうとしますが、途中で大雪になって断念する話です。
「利島みやげ」は世界最大のユリと言われるサクユリを見に伊豆諸島の利島に行き、地元の人に球根をもらって帰り、東京中野の安アパートで鉢植えにする話です。
また、この本のタイトルに関連した話で、安いたこ焼きをもとめて、大阪市内を徘徊する「たこ焼き詣で」があります。一月のえべっさんの日(十日戎)に今宮戎を参拝し福笹を貰って帰る「えびす詣で」などの話、京都東寺で毎月21日に開かれる弘法市にでかけ、買い食いを楽しむ話「弘法さん」も収録されています。
いずれも、世間を狭く生きてきた男の金銭に対するせこさや、他人が見たら思わず失笑を買いそうな見栄やこだわりが随所に見られ、この本の読みどころになっています。
目次
道案内
節分草の話
ムーンライト
帽子と眼鏡
あこがれのユースホステル
へんくつ岬
高速バスいろいろ
駅そば
おみやげ
冬のさんぽ道
鎌と牛丼
枯枝魚(かれえだうお)
城山の尾根
かえりみち
大阪発糸魚川行
休憩時間
愛石喫茶
えびす詣で
たこ焼き詣で
まぼろしの桜石
帽子屋
弘法さん
雪のち晴れ
利島(としま)みやげ
著者紹介:
山本研二(やまもと けんじ)
1960(昭和35)年、兵庫県尼崎市生まれ。
明治大で学んだあと、週刊誌記者などを経て作家。
野の花の名所を訪ねた紀行を数多く書き、自分の日常を題材にした随筆集、小説集もある。
著書に、『東京発花露めぐり』(自由国民社、単行本)、『花ぶら日記』全7巻(学術研究出版、電子版・POD版)、『独身各駅停車』『ぶらぶら貧乏』『たこ焼き日和』『旅の空』(すべて学術研究出版、電子版・POD版)、『ねずみ部屋・野の花道楽』(学術研究出版、電子版・POD版)がある。
また野の花写真集に、『わたし、カタクリ』『ザゼンソウ写真集』『極楽ローカル花さんぽ』(いずれも学術研究出版、電子版・POD版)がある。
- ジャンル:
- 文芸 > 小説(国内) 文芸 > エッセイ
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