猫は物申す　第２巻

概要：

「私ミイは主との生活にも慣れてきました。
飼い主と動物病院長の取り決めで避妊手術を実施されて中性になってしまいました。
その後も唯我独尊の基本は主だろうと譲れない一線なのですが、
思うように確保できないのが気ままな外出です。
主は人生を豊かに生きるだとか、人類の平和を築くなどと高邁な浮いた話を楽しんでいます。
私にとっては、喰う・寝る・遊ぶは確保されているので
不平を言うと良くないのですが動物には本能があるのです。
その一である、爪を研ぐは特別室が用意されたのですが、外出がままならないのです。
一瞬のすきを見て家出を実行したのですが、
野良の世界と主との適当な距離感を楽しむ環境を考えて戻ったのです。」