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上村松園

検索結果78件中46件から78件までを表示
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  • タイトル: 中支遊記
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:      上海にて  仲秋まる一ヵ月の旅であった。 六十有余年のこの年まで十日以上にわたる旅行はしたことのない私にとって、よく思いたったものと思う。 流石にまだ船に乗っているような疲れが身体の底に残っている。 頭を掠める旅の印象を追っていると、なお支那に遊んでいるのか、京都に帰っ....
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  • タイトル: 帝展の美人画
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  内緒でこっそりと東京まで帝展を見に行って来ました。  この頃の帝展はいつの間にか、私にはしっくりしないものになっているような気がします。 誰の作品の何処がどうというのではありませんが、あの会場にみちあふれているケバケバしいものがいやだと思います。 どぎつい岩ものをゴテゴテと盛上げ....
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  • タイトル: 楠公夫人
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  自分の思う絵を、私は機運がくると、たちまちそれの鬼となって、火の如き熱情を注いで――これまでにずいぶんと数多くの制作をして来た。  展覧会に発表したそれら大作の数だけでも一百枚にのぼるであろう。  描きたい絵はまだまだ沢山ある。 展覧会に出品する画材は、前もって発表するという....
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  • タイトル: 虹と感興
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は今婦女風俗の屏風一双を描いておりますが、これは徳川末期の風俗によったもので、もうそろそろ仕上りに近づいております。  これは東京某家へ納まるものです。 もちろん画題のことなどは殆ど私まかせのものですが、私も何か変った図を捉えたいと思いまして、日を送っていました。 この依頼を受....
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  • タイトル: 花筐と岩倉村
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: 「花がたみ」は第九回文展出品作で、大正四年の制作である。  この絵は、わたくしの数多くの作品中でも、いろんな意味において大作の部にはいるべきもので、制作に当たっては、数々の思い出が残っているが、なかでも、狂人の研究には、今おもい出しても妙な気持ちに誘われるものがある。  ......
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  • タイトル: 昔のことなど
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  最近年の栖鳳先生はずっと湯河原にお出でになられたものですから滅多にお会いする機会もなくなり、何彼と先生のことを思い出そうとしますとどうしてもずっと古いことがあれこれと思い浮かばせられます。  栖鳳先生のことで一番古い記憶は私の十六、七のまだ松年先生の塾に居た頃の思い出のよ... ...
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  • タイトル: 無表情の表情
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:      ◇  私は前かたから謡曲を何よりの楽しみにして居りまして、唯今では家内中一統で稽古して居ります。 松篁夫婦、それから孫も仕舞を習っているという工合で、一週に一度ずつは先生に来て頂いているという、まあ熱心さです。  家の内の楽しみもいろいろあります。 私や松篁など....
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  • タイトル: 迷彩
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:      ○  この間私はある方面から質のいい古い唐紙を手に入れましたので、戯れに興味描きを試みまして、知合いの人にも贈ったりしました。 唐紙の古いのは、ガサガサした塵埃が脱けているような気がして大そう筆の運びがいいように思います。 紙もそうですが、画絹も質のよし悪しで、仕上が......
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  • タイトル: 孟母断機
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: 「その父賢にして、その子の愚なるものは稀しからず。 その母賢にして、その子の愚なる者にいたりては、けだし古来稀なり」  わたくしは、かつてのわたくしの作「孟母断機」の図を憶い出すごとに、一代の儒者、安井息軒先生の、右のお言葉を連想するを常としている。  嘉永六年アメリカの黒......
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  • タイトル: 謡曲と画題
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  下手の横好きと言いますか、私は趣味のうちでは謡曲を第一としています。  ずっと以前から金剛巌先生について習っていますが今もって上達しません。 べつだん上手になろうともしないせいか、十年一日のごとく同じ下手さをつづけている次第です。  謡曲をやっていますと身も心も涼風に洗わ....
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  • タイトル: 雷同性に富む現代女流画家
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  現時の画界は未だ根本の方針が定まっているということは出来ません。 あたかも混沌の時代の感があります。 何々式とか何々型とか随分雑多な流派が生まれては消え消えては生まれております。 作家がこうも猫の眼玉のように筆法を変えていては、とても自己本来の内心に深く滲透した芸術を創り出すというこ....
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  • タイトル: 屏風祭
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  京都という町ほど祭の多いところも全国ですくないだろう。  そのどの祭も絢爛として天下に名を知られたものばかりだ。 時代祭、染織祭、祇園祭などが代表的なものとされているが、その祇園の祭を一名屏風祭とも称ぶ――私にとって、この屏風祭は他のどの祭よりも愉しかったものである。  ....
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  • タイトル: 京のその頃
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は京の四条通りの、今、万養軒という洋食屋になってるところにあった家で生まれた。 今でこそあの辺は京の真中になって賑やかなものだが、ようやく物心ついた頃のあの辺を思い出すと、ほとんど見当もつかない程の変りようだ。  東洞院と高倉との間、今取引所のあるところ、あすこは薩摩屋敷と言......
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  • タイトル: 絹と紙の話と師弟の間柄の話
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  二、三年前竹杖会の研究会で年に二点は大小に拘わらず是非出品しなければいけないという規則が出来ましたので、いつぞや小品を一点持出したことがあります。 ほんの小さな絵でしたがそれには土坡があって葦が生えているような図が描いてあったのです。 ところがそれを見られて土田麦僊さんが不思議そう......
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  • タイトル: 画室談義
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  いつだったか、ある東京の婦人雑誌の記者が数人見えて、私のいろいろな生活を写真に撮られたり記事にして行かれたことがあった。  その折り、私の画室の内部も写真に撮りたいということを言われて非常に困りました。 何分私の画室というのは、私以外誰ひとりとして、たとえ家族の者や孫たちでもみ......
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  • タイトル: 軽女
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  数多い忠臣義士物語の中に出てくる女性のうちで、お軽ほど美しい哀れな運命をになった女性は他にないであろう。  お軽は二階でのべ鏡という、――通り言葉に想像される軽女には、わたくしは親しみは持てないが、(京都二条寺町附近)の二文字屋次郎左衛門の娘として深窓にそだち、淑やかな立居の... ...
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  • タイトル: 幼き頃の想い出
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:      古ぼけた美  東京と違って、京都は展覧会を観る機会も数も少のうございますが、私は書画や骨董の売立のようなものでも、出来るだけ見逃さないようにして、そうした不足を満たすように心掛けて居ます。 そうして、そのような売立なぞを観に参りまして、特に興味を惹かれますのは、評判... ...
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  • タイトル: 絵だけ
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  ほかのことはテンとあきまへん。 家のことも何もほったらかしで、どもならんのどす。 絵だけです。 絵のことを考えるだけです。  熱心なことは誰方にも負けんつもりでおりますが、写生は若い時分からようしました。 今のように乗物の便利な時代と違いますから、二里でも三里でも歩いて行くので...
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  • タイトル: 簡潔の美
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  能楽の幽微で高雅な動作、その装束から来る色彩の動き、重なり、線の曲折、声曲から発する豪壮沈痛な諧律、こんなものが一緒になって、観る人の心を打つのです。  その静かで幽かなうちに強い緊張みのある咽び顫うような微妙さをもつのは能楽唯一の境地で、そこは口で説くことも筆で描くことも容... ...
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  • タイトル:
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  ちいさい頃から、いろいろの髷を考案して近所の幼友達にそれを結ってあげ、ともにたのしんだのがこうじて、年がつもるにしたがって女の髷というものに興味を深くもつようになった。  ひとつは私の画題の十中の八、九までが美人画であったために、女と髷の不可分の関係にあった故でもあろう――髷... ...
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  • タイトル: 好きな髷のことなど
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:      茶の袴  私が画学校に行っていた時、学校の古顔に前田玉英さんがいました。 その頃二十二、三ぐらいの年頃だったと思うが、画学校では女の生徒に茶の袴を穿かせることになっていたので、私らも茶の袴を穿き、袴を穿くのだからというので靴を買ってもらったことを覚えています。 ... ...
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  • タイトル: 車中有感
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  汽車の旅をして、いちばん愉しいことは、窓にもたれて、ぼんやりと流れてゆく風景を眺めていることである。  いろいろの形をした山の移り変りや、河の曲折などを眺めていると、何がなし有難い気持ちになって、熱いものを感じるのである。  ふっと、一瞬にして通りすぎた谷間の朽ちた懸け橋に......
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  • タイトル: 三人の師
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:         鈴木松年先生  私にとっては鈴木松年先生は一番最初の師であり、よちよちあるきの幼時から手をとって教えられ一人あるきが出来るようにまで育てあげられた、いわば育ての親とも言うべき大切な師なのである。  松年先生の画風というのは四条派のしっかりしたたちで、筆など... ...
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  • タイトル: 作画について
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  自分の画歴をふりかえって見ますと、ある時代には徳川期の錦絵的な題材を好んで主題にとっていたり、またある時代には支那風の影響に強く支配されていたりして、いろいろと変遷してきたものです。  ですから画題も明治二十八年第四回内国博出品の「清少納言」や、その後の「義貞勾当内侍を視... ...
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  • タイトル: 朝顔日記の深雪と淀君
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  美人画といって画家が美人を専門に描くようになったのは日本では浮世絵以後のことだろうと思われますが、浮世絵画家のうちで私は春信と長春が好きです。  近頃、しきりに若い人達に流行っている女の絵に対してはどうもわたしには賛成の出来かねる節が沢山あります。 女の画を描くといえば必ず美人......
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  • タイトル: 「汐くみ」の画に就いて
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要: 「汐くみ」は私としては相当に苦心を費やし、努力を払うた作品でございます。 殊にこの画について心を用いた点は色調でございました。 しかしいったいの釣合をとるためには、幾遍も素描をやり直しまして、自分自身でやや満足出来るものに致しましてから、本当に筆を執ったのでございます。  この....
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  • タイトル: 友人
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  私にはこれという友人がなく、つきあいらしい交際もしたことがない。  昔から独りぼっちといった感じである。  女の人で当時絵を進んでやるという人もほとんどと申してよいくらい少なく、たまたまあったところで自分よりも歳下の女性と話し合う気もおこらず、また男の方だと、画学校や絵画の......
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  • タイトル: 眉の記
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  眉目秀麗にしてとか、眉ひいでたる若うどとか、怒りの柳眉を逆だててとか、三日月のような愁いの眉をひそめてとか、ほっと愁眉をひらいてとか……  古人は目を心の窓と言ったと同時に眉を感情の警報旗にたとえて、眉についていろいろの言いかたをして来たものである。  目は口ほどにもの... ...
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  • タイトル: 砂書きの老人
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  まだ私が八、九歳のころ京都の町々にいろいろな物売りや、もの乞いがやって来ていたが、その中に五十歳ぐらいのきたならしい爺さんが、絣木綿のぼろを纒って白の風変りな袴をつけ、皺くちゃな顔には半白の鬚など生やして門々を訪れてまわっていた。  別にものを売るのではない。 ただ腰に砂を入れ......
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  • タイトル: 九龍虫
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  いつだったか歯をわるくしてお医者さんに行ったところ、そのお医者さんは見たところそれほど丈夫そうにもないのに、毎日のおびただしい患者を扱って少しも疲労を感じないと言う。 「何か秘訣でも?」  と訊ねると、 「大いにありますよ」  そう80言ってお医者さんは南京虫のようなも... ...
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  • タイトル: 旧作
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある人が、こんなことを言っていました。  先日文壇の大家の某氏にあったとき、談たまたま作品のことに及んだ折り、私はその作家の十五、六年前に問題になった小説のことを話題にして、 「こういう時局に、あの小説をお考え直しになると、あなたの作品中から抹殺したいお気持ちになりませんか... ...
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  • タイトル: 母への追慕
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  父の顔を知らない私には、母は「母と父をかねた両親」であった。  私の母は二十六の若さで寡婦となった。  人一倍気性が強かった。 強くなければ、私と私の姉の二児を抱いて独立してゆけなかったからである。  母の男勝りの気性は、多分に私のうちにも移っていた。  私...
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  • タイトル: 画学校時代
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  十三年の年に小学校を卒業し、翌年十四歳の春、京都府立画学校へ入学しました。  明治二十一年のことでありますから、女が絵の学校へはいるなんて、と言って叔父がさかんに母を責めました。 しかし母は、 「つうさんの好きな道やもん」 と言って受けつけなかったのです。  当時、校....
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