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坂口安吾

検索結果400件中181件から225件までを表示
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  • タイトル: もう軍備はいらない
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  原子バクダンの被害写真が流行しているので、私も買った。 ひどいと思った。  しかし、戦争なら、どんな武器を用いたって仕様がないじゃないか、なぜヒロシマやナガサキだけがいけないのだ。 いけないのは、原子バクダンじゃなくて、戦争なんだ。  東京だってヒドかったね。 ショーバイ柄...
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  • タイトル: 能面の秘密
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  オツネはメクラのアンマだ。 チビで不美人だが朗らかな気質でお喋り好きでアンマの腕も確かだから旅館なぞもヒイキにしてくれる。 その日は朝のうちから予約があってかねてこれもオトクイの乃田家から夜の九時ごろ来るようにと話があった。  乃田家へよばれるのは奥さまの御用の時とお客さまの御用....
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  • タイトル: 長島の死
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  長島に就て書いてみたところが、忽ち百枚を書いたけれども、重要なことが沢山ぬけているような気がして止してしまった。 長島は私の精神史の中では極めて特異な重大な役割を持っているので、私の生きる限りは私の中に亡びることがないのである。 従而、今あわただしく長島の全てに就て書き尽すまでもな......
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  • タイトル: 砂をかむ
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 砂をかむ 坂口安吾  五十ちかい年になってはじめて子ができるというのは戸惑うものである。 できるべくしてできたというのと感じがちがって、ありうべからざることが起ったような気持の方が強いものだ。 大そうてれくさい。 お子さんは近ごろ、なぞと人に云われると、それだけでてれたりしてし....
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  • タイトル: 今日の感想
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  ……先頃、文芸銃後運動の講演会か何かがあって、壇上の諸家が期せずして一人も文学を語らなかったというので、この事実に非常に感動した文章を書いていた作家があったけれども、僕にはどうも不思議な気持がするばかりで腑に落ちないこと夥しい。 文学が直接戦争の役に立たないことは僕も承知している... ...
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  • タイトル: 新らしき文学
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: その本質に就て  近年、新興芸術の名に於て幾多の文芸運動が試みられてきたが、徒らに皮相の新奇を追うほかに為すところを知らなかった。 従来幾多の此の如き新(?)文学運動の完全な失敗は、「新らしさ」を誤らしめ、同時に文学を過らしめた。 *  私の考えによれば、... (本...
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  • タイトル: 新らしき性格感情
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  最近私は、N・R・Fの新年号に於て、イリヤ・エレンブルグが「青年期ロシヤ」という一種の報告書を寄せているのを読んだ。 U・R・S・Sも生誕十五年をむかえている。 あそこでは、学生達は学ぶことの報酬として給料を貰い、その給料で老いたる両親を扶養することも出来るらしい。 こんなに我々とか....
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  • タイトル: 諦めている子供たち
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  雪の晩げに道を歩くと雪ジョロがでるすけオッカネぞとおらとこのオトトもオカカもオラたちに云うてオッカナがらすろも、オラそんげのこと信用しねわい。 そらろもオレもオッキなってガキどもができると、そんげのこと云うてオッカナがらすかも知れねな。 人間てがんはショウがねもんだて。 そらすけオラ....
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  • タイトル: 二十一
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  そのころ二十一であった。 僕は坊主になるつもりで、睡眠は一日に四時間ときめ、十時にねて、午前二時には必ず起きて、ねむたい時は井戸端で水をかぶった。 冬でもかぶり、忽ち発熱三十九度、馬鹿らしい話だが、大マジメで、ネジ鉢巻甲斐々々しく、熱にうなり、パーリ語の三帰文というものを唱え、読書......
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  • タイトル: 講談先生
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  僕は天性模倣癖旺盛で、忽ち人の感化を受けてしまう。 だから、人の影響はのべつ受けてばかりいて、数えあげればキリがない。 けれども、この人には負けたくない、というような敵意を持つ場合もあるもので、この人の作品を読むと惹きこまれるから、もう読むまいと決心するようなこともあった。 これが本....
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  • タイトル: おみな
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  母。 ――為体の知れぬその影がまた私を悩ましはじめる。  私はいつも言いきる用意ができているが、かりそめにも母を愛した覚えが、生れてこのかた一度だってありはしない。 ひとえに憎み通してきたのだ「あの女」を。 母は「あの女」でしかなかった。  九つくらいの小さい小学生のころで...
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  • タイトル: ピエロ伝道者
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  空にある星を一つ欲しいと思いませんか? 思わない? そんなら、君と話をしない。  屋根の上で、竹竿を振り廻す男がいる。 みんなゲラゲラ笑ってそれを眺めている。 子供達まで、あいつは気違いだね、などと言う。 僕も思う。 これは笑わない奴の方が、よっぽどどうかしている、と。 そし...
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  • タイトル: 茶番に寄せて
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  日本には傑れた道化芝居が殆んど公演されたためしがない。 文学の方でも、井伏鱒二という特異な名作家が存在はするが、一般に、批評家も作家も、編輯者も読者も厳粛で、笑うことを好まぬという風がある。  僕はさきごろ文体編輯の北原武夫から、思いきった戯作を書いてみないかという提案を受けた......
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  • タイトル: 矢田津世子宛書簡
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  御手紙ありがたく存じました。 御身体御大切に。 身体が弱ると、思想が弱くなるのでいけません。  小生、今月始めから漸く仕事にかかりました。 この仕事を書きあげるために命をちぢめてもいいと思っています。 今の仕事は、存在そのものの虚無性(存在そのものの、と言うよりほかに今のところ...
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  • タイトル: 『異邦人』に就いて
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 『異邦人』に就て 坂口安吾  木枯国で捕虜となった一日本人市民が、その地の病院勤務を命ぜられ、雑役夫として働きつつある物語である。  これを事実として見るのは、まったく当らない。 記録文学とよばれるものでも、純粋に事実を記録したと思うのはまちがいで、主観というものがすでに......
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  • タイトル: 土の中からの話
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は子供のとき新聞紙をまたいで親父に叱られた。 尊い人の写真なども載るものだから、と親父の理窟であるが、親父自身そう思いこんでいたにしても実際はそうではないので、私の親父は商売が新聞記者なのだから、新聞紙にも自分のいのちを感じていたに相違ない。 誰しも自分の商売に就てはそうなので、......
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  • タイトル: 特攻隊に捧ぐ
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  数百万の血をささげたこの戦争に、我々の心を真に高めてくれるような本当の美談が少いということは、なんとしても切ないことだ。 それは一に軍部の指導方針が、その根本に於て、たとえば「お母さん」と叫んで死ぬ兵隊に、是が非でも「天皇陛下万歳」と叫ばせようというような非人間的なものであるから... ...
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  • タイトル: 文学のふるさと
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  シャルル・ペロオの童話に「赤頭巾」という名高い話があります。 既に御存じとは思いますが、荒筋を申上げますと、赤い頭巾をかぶっているので赤頭巾と呼ばれていた可愛い少女が、いつものように森のお婆さんを訪ねて行くと、狼がお婆さんに化けていて、赤頭巾をムシャムシャ食べてしまった、という話... ...
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  • タイトル: 今後の寺院生活に対する私考
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  寺院に特殊な生活があるとすれば禁欲生活より外にはないと思われます。 しかし一般人間に即した生活即ち情欲や物欲に即した生活のあることを忘れる訳には行きません。 寺院の人々は禁欲生活を過重し勝ちでとかく所謂煩悩に即した生活の中にも道徳律や悟脱の力のあることを忘れている様です。 禁欲生活が....
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  • タイトル: 芸道地に堕つ
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  近頃は劇も映画も一夜づくりの安物ばかりで、さながら文化は夜の街の暗さと共に明治時代へ逆戻りだ。 蚊取線香は蚊が落ちぬ。 きかない売薬。 火のつかぬマッチ。 然し、之は商人のやること。 芸は違う。 芸人にはカタギがあって、権門富貴も屈する能わず、芸道一途の良心に生きるが故に、芸をも...
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  • タイトル: 桂馬の幻想
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  木戸六段が中座したのは午後三時十一分であった。 公式の対局だから記録係がタイムを記入している。 津雲八段の指したあと、自分の手番になった瞬間に木戸は黙ってスッと立って部屋をでたのである。  対局者の心理は案外共通しているらしく、パチリと自分でコマをおいて、失礼、と便所へ立つのはよ....
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  • タイトル: 人生案内
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  新聞で読者の最も多いのは「人生案内」とか「身上相談」という欄だそうだ。  ところがここへ人生の案内を乞う投書は案外ホンモノが少くて、一ツこんな問題で投書してみようなぞと勝手な悩みを創作して投じるのが少からぬそうで、担当の記者には一見してそれと分るけれども、この方がホンモノより... ...
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  • タイトル: 裏切り
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  ぼくが阿久津に働いていたので、日野が出入りするようになりました。 彼が元子爵の息子だというのは本当です。  しかし奴めを斜陽族と云うのはとんでもないことで、彼が戦前ぼくと中学同級のとき、すでに裏長屋同然のところから通学しておりました。 彼の父の子爵もそこに住んでいたのです。 戦前...
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  • タイトル: 花咲ける石
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  群馬県の上越国境にちかい山間地帯を利根郡という。 つまり利根川の上流だ。 また一方は尾瀬沼の湿地帯にも連っている。  この利根郡というところは幕末まであらゆる村に剣術の道場があった。 村といっても当時は今の字、もしくは部落に当るのがそれだから、山間の小さな部落という部落に例外なく...
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  • タイトル: 巷談師
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 「ヘタな小説が売れなくなって巷談師になったのか。 お前の底は見えた。 恥を知れ。 一共産党員」  安吾巷談その三「野坂中尉と中西伍長」には全国の共産党員から夥しい反響があった。 これも、その一つである。 簡にして要を得、秀作である。 「お前の顔は……」このあとは、本人...
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  • タイトル: “歌笑”文化
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  歌笑のような男、落語の伝統の型を破った人物は、私の短い半生でも、さきに金語楼、また同じころ、小三治(今、別の名であるが忘れた)などというのがいた。 金語楼は兵隊落語、小三治は源平盛衰記など新しくよんだのである。 私がはじめて彼らをきいたのは中学生のころで、彼らは私とほぼ同年配、いく......
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  • タイトル: 街はふるさと
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  深夜の宴  一 「ア。 記代子さん」  熱海駅の改札口をでようとする人波にもまれながら、放二はすれちがう人々の中に記代子の姿をみとめて、小さな叫び声をのんだ。  記代子は、彼がみとめる先に、彼に気付いていたようだ。  けれども、視線がふれ... (本...
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  • タイトル: 「街はふるさと」作者の言葉
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 「街はふるさと」作者の言葉 坂口安吾  さわやかで、明るい、静かな物語をかこう。  この物語の中の人たちは、金と女、愛と憎しみ、罪や汚れに困りぬいている。 泥沼へおちてぬけでられない男もいるし、死に場所をさがす女もいる。 誰か死ぬかも知れない。 みんなの負うている宿命は暗い...
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  • タイトル: 推理小説論
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  日本の探偵作家の間に、探偵小説芸術論という一風潮があって、ドストエフスキーは探偵小説だというような説があるが、こういうのを暴論と称する。  すべて、すぐれた文学は人間をトコトンまで突きつめていくものだから、犯罪、それから、戦争、という大きな崖に突きあがってしまう。 これは当然の......
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  • タイトル: 温浴
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  今の家へは、温泉がぬるいというのを承知の上で越してきた。  伊東は市ではあるが、熱海とは比較にならないほど、ひなびている。 けれども温泉場であるから、道路には広告塔があって休むことなく喋りまくり唄いまくっているし、旅館からは絶え間なくラジオががなりたてて、ヘタクソなピアノもきこ......
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  • タイトル: 水鳥亭
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 一匹のイワシ  日曜の夜になると、梅村亮作の女房信子はさッさとフトンをかぶって、ねてしもう。 娘の克子もそれにならって、フトンをひっかぶって、ねるのであった。  九時半か十時ごろ、 「梅村さん。 起きてますか」  裏口から、こう声がかかる。  火のない火鉢にかがみこん...
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  • タイトル: 由起しげ子よエゴイストになれ
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 由起しげ子よエゴイストになれ 坂口安吾  誰かの批評に、女房として不適格、とあったが、これはアベコベだ。 女房に不適格な小説が書けると、この人の作品は光彩を放つだろうが、今のところは、女房小説である。  だいたい、日本の家族制度のような国で、女房に適格な女に、ろくな小説の......
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  • タイトル: 百万人の文学
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  二十年ほど昔「アドルフ」を買ったら百六十何版とあったのを記憶する。 百何年という年月とはいえ、こんな一般向きのしない小説が、チリもつもれば山となるらしい。  フランスで一版というのは、だいたい五万部が単位だということであるが、常にハッキリと、また、歴史的にも、そうであったかどう......
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  • タイトル: スポーツ・文学・政治
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  スポーツ談議  いま僕の書いている『スキヤキから一つの歴史がはじまる』は、はじめにスポーツマンが主人公になっているせいか、スポーツ精神といったものを書いているせいか、とにかくスポーツマンに評判がいゝ。 ボクをスポーツ精神の真髄に徹した大スポーツマンだと思っているらし... ...
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  • タイトル: 戦後新人論
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  終戦後、私が新人現るの声をきいたのは、升田幸三がはじまりだったようである。 十年不敗の木村名人に三タテを喰わせて登場した彼であるが、木村に三タテを喰わせたという事実だけなら、さしたることではなかったろう。 彼の将棋は相手に一手勝てばよいという原則を信条として、旧来の定跡の如きを眼中......
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  • タイトル: 小さな山羊の記録
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は若い頃から、衰頽の期間にいつも洟汁が流れて悩む習慣があった。 青洟ではなく、透明な粘液的なものであった。 だから蓄膿症だと思ったことはない。 然し、ねていると胃に流れこみ、起きていると、むやみに洟をかみつゞけなければならない。 胃へ流れこむまゝにすると、忽ち吐き気を催し、終日吐き...
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  • タイトル: わが精神の周囲
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  まえがき(小稿の主旨)  私がアドルム中毒で病院を退院したのは、この四月二十日頃であったと記憶する。 退院に際して担当の千谷さんから、秋までは仕事をしないように。 転地してノンビリ遊んで暮しなさい、という忠告をうけた。 私もなるべくこの忠告に従いたいと思ったが、私が鬱病... ...
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  • タイトル: 行雲流水
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 「和尚さん。 大変でございます」  と云って飛びこんできたのは、お寺の向いの漬物屋のオカミサンであった。 「何が大変だ」 「ウチの吾吉の野郎が女に惚れやがったんですよ。 その女というのが、お寺の裏のお尻をヒッパタかれたあのパンスケじゃありませんか。 情けないことになりやがったも...
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  • タイトル: 勝負師
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  五月九日のことだ。 この日林町のモミヂといふ旅館で、呉清源八段をかこんで、文人碁客の座談会があつた。 豊島与志雄、川端康成、火野葦平に私といふヘボ碁打である。 呉八段も今度例の神様からはなれたので、この座談会では気軽に神様の話もできるだらうと、私はそれをタノシミにしてゐたのである。 ...
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  • タイトル: 釣り師の心境
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は妙に魚釣りに縁のあるあたりに住んできたが、小田原で三日間ぐらい鮎釣りをした以外は魚を釣ったことがない。 先日もお医者さんから、早朝の魚釣りなどは健康によろしいから、とすゝめられたが、なるほど今住むところも、わざ/\東京から釣りにくる人があって、それを目当てのボート屋などもある... ...
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  • タイトル: 現代忍術伝
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  その一 正宗菊松先生就職発奮のこと  戦乱破壊のあとゝいうものは、若い者の天下なのである。 昔から変りがない。 野武士といえば柄がよくきこえるが、手ッとり早く云えば、当今の集団強盗、やがて一家をなしてボスとなる。 これが昔なら大名だ。 集団強盗の手先をつとめる浮浪児の一人が、....
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  • タイトル: 退歩主義者
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  馬吉の思想は退歩主義というのである。 猫もシャクシも実存主義とか共産主義などゝ月並な旗印をかゝげている時世に、とにかく誰の耳にもきゝなれない退歩主義という一流を編みだしたところは、馬吉タダの鼠に非ず、と申さなければならない。  馬吉というのは勿論アダナで、大食いというところから......
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  • タイトル: 単独犯行に非ず
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 単独犯行に非ず 坂口安吾  普通の時間に家を出て登庁せずに三越へ行って開店するまでに無理な自動車散歩までして開店に間に合ったということは、誰かと会見するような何か重大な約束があったのではなかろうかと考えられる。 その約束は国鉄労組の誰かとの会見ではなく、もっとプライベイ... ...
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  • タイトル: 深夜は睡るに限ること
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  私は皆さんに精神病院へ入院されんことをおすゝめしたい。 精神病院には深夜のメイ想などゝいう古典的なるものは存在しないのである。 深夜はみんな睡っています。 睡らせてくださるのです。 こういうのを神の力というのかも知れない。  精神病院には、持続睡眠療法という浦島太郎の弟分に当る...
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  • タイトル: 日月様
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要:  私が精神病院へ入院しているとき、妙な噂が立った。 私が麻薬中毒だというのである。 警視庁から麻薬係というのが三人きて、私の担当の千谷先生や、係の看護婦がひどい目にあったらしい。 二時間にわたってチンプンカンプンの応接に苦しんだということをきいた。 さすがに東大病院は、患者に会わせるよ...
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