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書籍一覧

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  • タイトル: 「演劇」創刊に当たつて
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  現代の演劇が純粋に健全に伸び育つためには、まづ、文学芸術の広い領域とのもつと緊密な接触を計り、それぞれの分野の活溌な協力を求めることが必要があるといふ見地に立つて、われわれは、一応、近い周囲に呼びかけ、「雲の会」といふ団体を結成した。 会員はそれぞれ、小説家、劇作家、詩人、批評家... ...
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  • タイトル: 戯曲復興の兆
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  戯曲界不振の声を聞くことすでに久しい。 一見、まさにその通りである。 本紙記者からその問題について書けと言われた時、私は書けばどうなるのだろうと思った。 が、よく考えてみると、なるほど戯曲は小説ほど人目にたゝないけれども、この一、二年来、決して不振とは言い切れない、ある新しい気運をは....
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  • タイトル: 外遊熱
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  外国へ行つて勉強したいといふ青年が、近頃非常に多い。 ちよつと流行心理のやうな一面もなくはないが、しかし、それ以上に、なにか止み難い要求が必然的に湧きあがつてゐるやうにみえる。  曾つての時代にも、いはゆる洋行熱と称せられたもの、猫も杓子も西洋を廻つて来さへすれば、いつぱし大き......
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  • タイトル: 述懐
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  真夜なかにふと眼が覚めた。 パリの下宿の一室である。 どうして眼が覚めたのか、と、その瞬間、自分にもわからなかつた。 夢を見てゐたやうな気もするが、どんな夢か覚えてゐない。 たゞ妙に口の中がなまぐさく、さう気がつくと、顔に冷たいものが触れ、夜具の襟をそつと撫でてみる。 べつとり濡れ...
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  • タイトル: 『えり子とともに』の序に代へて
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  内村直也の名は、いまや天下の知るところで、私の序文はこの書物になにものも附け足すことにはならぬが、需められるまゝに、「えり子とともに」の作者について、私の観るところを少し語ることにしよう。  劇作家内村直也が舞台戯曲においてその才能を示すと同時に、ラヂオ・ドラマにおいて独自の... ...
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  • タイトル: 一言(「道遠からん」について)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  わたくしは劇作といふ仕事を通じて、現代における、「喜劇」の存在理由をますます強く感じるやうになり、その精神の探究と、形式の確立のために、おぼつかない努力をしつづけて来た。 その努力はいまもつて実を結んだとはいえないけれども、どうやら、ひとつの方向だけは、これできまつたといふ気がす... ...
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  • タイトル: 雲の会
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  新しい演劇の芽は、どういふところに発生し、その芽はどうすれば健全に伸び育つかといふことを、私はこの二十年絶えず考へつゞけて来た。  理窟のうへでは、それはもうわかりきつた話なのだが、実際問題としては、どうにもならないところがあつて、日本の新劇は、その歴史がもう可なり長いといつ... ...
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  • タイトル: コポオの弟子たち
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  今の日本ではさういふことはあるまいけれど、私が三十年前にパリへ出掛けた頃は、仏蘭西に於ける新しい演劇界の消息といふものは、かいもく見当がつかぬ有様であつた。  パリにつくと、めくらめつぱふに芝居をみて歩き、新聞や雑誌をあさつて目星しい作家や劇団を名をひろひ、新刊旧刊の書物をむ... ...
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  • タイトル: 先駆者小山内薫
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  演劇の分野において、明治時代は真に革新と名づけられるやうな芸術運動も、啓蒙事業も殆ど企てられてゐない。  末松謙澄等によつて主唱された演劇改良会の実体は、周知の如く、在来の歌舞伎劇を「文明開化」の名にそむかぬやうな粉飾でこれを品位ある外客接待用の、また子女教育に害のない催し物... ...
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  • タイトル: 岩田夫人の死を悼む
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  本誌の読者は「夫婦百景」の筆者獅子文六が、同時に岩田豊雄であることぐらいはご承知であろう。 その夫人静子さんが、急な病いで亡くなられた。 四十四歳といえば、まだ人生を終るには早く、夫君が今後ますます多くの傑作を書かねばならぬように、夫人もまた、将来にさまざまな期待と希望とを抱いて、......
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  • タイトル: 「娼婦マヤ」評
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  ギャンチヨンの戯曲「マヤ」は、もう、フランス劇壇の独占物ではなく、世界の舞台の演目のなかに数へられる傑作の一つとなつた。  娼婦マヤの肉体と精神は、作者ギャンチヨンの青春の夢を宿して、あやしい燐光を放ち、人肉の市にくりひろげられる腐臭にみちた生活図も、清純な抒情と東洋的精神の... ...
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  • タイトル: 劇の好きな子供たちへ
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 1 劇をやるのは何のためだろう  子供たちが集まって劇をするということは、楽しい遊びであると同時に、おたがいの勉強であるということを忘れないようにしたい。  楽しい遊びであるからには、思う存分、自分が面白いと思うように、そして、人も面白がるようにやるのがいい。 自分だけが面......
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  • タイトル: 福田恆存君の「キティ颱風」
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  福田恆存君の戯曲「キティ颱風」を読んで非常に面白かつた。  いろいろな先入観をもつてこの作品を読むひともあるだらうが、私もその一人であつたことを告白する。 その第一は、福田君が自他ともにゆるす批評家であるといふこと、第二は、既に幾月か前に、甚だ風変りな戯曲「最後の切札」を発表し......
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  • タイトル: 『物言う術』の序に代へて
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  われわれが昔からその実体をもたぬわけではないのに、それがひとつの概念として規定されず、従つて、それを指し示す共通の言葉が生れなかつた、といふ例は、枚挙にいとまがない。  西欧文明の移入が、そのことをはつきりわれわれに覚らせた。  芸術の領域に於ても、われわれはしばしば新造語......
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  • タイトル: 俳優と現代人の生活(対話Ⅴ)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  A(編集者) 先月、日本の俳優は、芝居するという目先のことにとらわれすぎて、演技にフクラミがない、というようなお話がありましたが、これはやはり歌舞伎なんかのやり方と関係があるでしようか……。  岸田 それはなくはないと思いますがね、でもあんまりないと思う。  A 歌舞伎の演......
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  • タイトル: 対話
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: これは雑誌「悲劇喜劇」が、現在の演劇に対する種々の質問を読者から蒐め、 同誌編集部がそれを要約して提出した問題に対して感想を述べたものである。 1 演劇をつくる人と制度 編集部 今度「ピカデリー劇場」がアメリカ流のプロダクション制度による新しい実験劇場として発足... ...
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  • タイトル: 新年狂想曲
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 登場人物 緑衣の男 紫衣の女 白衣の少年 黒衣の老人 舞台 闇黒――やがて、遠景に弧形の地平線が現れ、その上部は次第に白光を放ち、幕の閉ぢる前には、舞台全体が暁の色に包まれる。 中央に緑衣の男と、紫衣の女とが並んで坐つてゐる。 その右に白衣の少......
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  • タイトル: ヂアロオグ・プランタニエ(対話)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 由美子  このごろ、町田さん、あなたのお宅へ、たび/\いらつしやるんですつて? 奈緒子  えゝ、あなたのおうちへいらつしやるやうにね。 由美子  あたしのうち……。 でも、あの方、兄さまのお友達なんですもの。 奈緒子  兄さまは、今、おうちにゐらつしやらないぢやないの。 ...
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  • タイトル: 落葉日記(三場)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 一 東京の近郊―― 雑木林を背にしたヴイラのテラス 老婦人 収 アンリエツト 弘 秋の午後―― 長椅子が二つ、その一方に老婦人、もう一方に青年が倚りかかつてゐる。 それが毎日の習慣になつてでもゐるらしく、二人とも、極めて自然に、ゆつたりとした落ち... ...
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  • タイトル: 可児君の面会日
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 可児君 可児夫人 女中 織部 木暮妙 鳥居冬 駒井 毛利 泊 斎田 一月十二日午後―― 極めて平凡な客間兼書斎 可児君  今日こそゆつくり寝てゝもよかつたんだ。 下らないことに気をつかつたりなんかして――見ろよ、一人も来ないうちから、もう草臥れた... ...
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  • タイトル: 百三十二番地の貸家
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 人物 宍戸第三 毛谷啓 同京子 目羅冥 同宮子 甲斐加代子 婦人 第一場 東京近郊の住宅地――かの三間か四間ぐらゐの、棟の低い瓦家――「貸家」と肉太に書いた紙札が、形ばかりの門柱を隔てて、玄関の戸に麗々しく貼つてある。 四月上旬の午後。 その......
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  • タイトル: 秋の対話
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 桔梗 芒 女郎花 こうろぎ 風 蛇 少女 老婆 高原――別荘の前庭――秋 遠景は、澄み渡つた空に、濃淡色とりどりの山の姿。 舞台中央に白樺の幹が二本並んでゐる。 その根もとに雑草の茂み。        第一場 朝――小鳥の啼き声が聞える。 桔...
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  • タイトル: 遂に「知らん」文六(三場)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 河津文六 妻 おせい 倅 廉太 娘 おちか 梶本京作 お園 其他 亡者、鬼など大勢 時――大正×××年一月三十二日 処――大都会の場末 第一場 舞台は麺麭屋の店に続いた茶の間であるが、正面は障子の心もちにて全体に白幕。 ――プロセニウムに... ...
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  • タイトル: 温室の前
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 大里貢 同 牧子 高尾より江 西原敏夫   東京近郊である。   一月中旬の午後五時――        第一場 大里貢の家の応接間――石油ストーブ――くすんだ色の壁紙――線の硬い家具――正面の広い硝子戸を透して、温室、グリーン・ハウス、フレム及び... ...
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  • タイトル: 賢婦人の一例(一幕)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 橋本夫人 渥美登 静間氏 静間弓子 女中 東京の郊外――初冬――午後二時頃。 橋本家の奥座敷。 紫檀の机を囲んで座蒲団が四つ。 女中が火鉢に炭をついでゐる。 橋本夫人が現れる。 橋本夫人  その炭は跳ねるから、気をつけてね。 女中 ...
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  • タイトル: 村で一番の栗の木(五場)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 亮太郎 あや子 その他無言の人物数人 第一場 山間の小駅――待合室 真夏の払暁。 発車の直後といふ気配。 二三の旅客に交つて、都会のものらしい夫婦連れが、改札口の方から現れる。 一隅を選んでそこに手荷物を置き、汗を拭ひ、左右を顧み、やがて、女が先に....
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  • タイトル: 屋上庭園
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 人物   並木   その妻   三輪   その妻 所 或るデパアトメントストアの屋上庭園 時 九月半ばの午後 二組の夫婦が一団になつて、雑談を交してゐる。 一方は裕福な紳士令夫人タイプ、一方は貧弱なサラリイマン夫婦を代表する男女である。 男同志は極め......
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  • タイトル: 軌道(黙劇)
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 人物 女。 男。 酔漢。 駅夫。 場所 大都会の郊外に通ずる高速電車の小停留場。 時代 現代。 舞台はプラツトフオームである。 正面に腰掛。 終電車の時刻。 初夏。 自称紳士風の酔漢が、ただ一人、腰掛の上に横はつてゐ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 速水女塾に就ての雑談
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  去年の一月、久しぶりで文学座の公演をみていろいろ感慨にふけつた。 自分も創立者の一人であるこの劇団の成長はまづよろこぶべきものとして、さて、十年の月日は私個人をまつたく芝居から引きはなしてしまつたことに気づき、これでいゝのだらうかと考へた。 いゝもわるいもない。 さうならざるを得ない....
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  • タイトル: 内村直也の戯曲
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  内村直也の劇作家としての出発は「秋水嶺」だと言つていい。 旧朝鮮の日本人コロニイを背景とした「秋水嶺」は、現代日本の「青春」の一風景が素直な眼で捉へられ、健やかな感覚で舞台にくりひろげられた注目すべき力作であつた。 私は故友田恭助に勧めてこれを築地座の上演目録に加へることにした。... ...
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  • タイトル: 生活の美しさについて
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  この雑誌の前の号で、私は坪田譲治さんの文章を読み、いろいろな感慨にふけつた。  坪田さんは、すぐれた作家であるが、それなら、人間生活の美醜について最も敏感なはずであり、また、人間生活を美しいものにすることをねがつてゐるにちがひない。 ところが、さういふひとがこの雑誌をみて、あゝ......
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  • タイトル: 新劇の黎明
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  劇文学の夜は永く続いた。 黙阿弥を最後として、わが国には、ほんたうに劇作家といへる劇作家が現れてゐない。 ほんたうの劇作家とは、その名前で民衆を劇場に引き寄せ、独特の思想と技術によつて舞台の生命を創造しながら、民衆と共に愉しむことのできる才能をいふのである。  もちろん....
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  • タイトル: 劇文学は何処へ行くか
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 1  私が戯曲を書きだしてからもう二十五年になる。 四半世紀たつたといふわけである。 その間に、いろいろな事情でしばらく戯曲の創作から遠ざかつてゐたこともあるが、やはりそれは自分の文学的故郷のやうなものであるから、折にふれて、いつかはまたそこへ帰りたいといふ願望がしきりに私を襲......
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  • タイトル: 辻久一著「夜の芸術」
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  演劇は黄昏に、映画は未明にある、という意味で、この書の題はわが意を得ている。 前者においてともしびをかかげ、後者に於て鎧戸を開く役目を、この著者に期待しても間違いはあるまい。  著者は本書の中で演劇の近代性を裏づける伝統の精神を、映画にあつては、その機械性を支える人間の知能と感......
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  • タイトル: 『跫音』の序にかへて
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  ラジオ・ドラマといふものはなかなかむつかしいものである。 私も二三それを試みて、ついに投げ出してしまつた。 人間と機械との微妙な協力あるひは闘争が、聴覚を通して劇的美の構成に役立つことをまづ発見したものだけが、真にすぐれたラジオ・ドラマの作者となり得るやうに思ふ。  われわれはな....
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  • タイトル: 横光君の印象
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  さて、横光君の死後、いろいろなひとが、この稀有な才能と人物とについて書いてゐるのを読んだが、それぞれに私にも思ひあたるところがあつて、五十歳を生きた一作家の全貌は、なかなか複雑なものだと感じるほかなかつた。  私は横光君とは平生さう近い関係ではなかつた。 第一次文学界の同人に遅......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 人間カザノヴァの輪郭
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  カザノヴァの回想録を訳しはじめてみると、いろいろな問題が自分にも起こつて来るし、この書物の解説といふやうなものが同時になくてはならぬといふ気がするので、既に世にあらはれている文献をできるだけ探す一方、自分自身のメモもひと通り作つておきたいと思つてゐる。 これから二十巻ぐ... ...
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  • タイトル: いわゆる「反省」は我々を救うか
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  十四五歳の頃、私は陸軍幼年学校の生徒であつたが、そういう学校へなぜはいつたか、その理由はここでは述べないことにして、とにかく、将来軍人として身を立てる覚悟で、おおむねドイツ式を採り入れたこの学校の寮生活をつづけていたのである。 もちろん、中学校程度の学課のほかに、実課(... ...
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  • タイトル: 感想
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  最近は芝居も映画もあまり見ない。 東京をはなれて暮してゐる期間が長いためでもあるが、たまに東京へ出ても、わざわざ切符を買つて観に行く気がしないのである。 自分の仕事に直接関係があるのだから、勉強のつもりで新しい芝居ぐらゐはのぞいておくべきだと思ふのだけれども、ついおつくうになつてし......
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  • タイトル: 田口竹男君のこと
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  第一次「劇作」同人として田口君に最初会つたのは随分以前のことであつたが、「翁家」とか「京都三条通り」とかいふ作品について私は直接君になんにも言つたことはないと思ふ。 新進作家として相当の腕もあり、勉強もしてゐる人にちがひないが、どこかまだ「持ち味」だけに頼つてゐるところがみえ、リ... ...
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  • タイトル: S夫人への手紙[別稿]
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 四  書斎を転々と方々にうつしてゐる私を、あなたはおわらひになり、また放浪癖がはじまつたとおつしやるのですが、たしかに、さういふところもないではないでせう。 しかし、ただそれだけのことと思つてくださつては困ります。 すこし開き直つていへば、今の時代は、ひとところにゐて物をみるこ......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: S夫人への手紙
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  これから毎月一回あなたに手紙を書こうと思いたちました。 今度の戦争で愛する夫君を失われ、また小さい二人のお子さんたちの将来について思いなやんでいられるあなたから、いろ/\なご相談を受けた時、私がまず感じたことは、国籍こそ日本にあつても、やはりヨーロッパ人の血を享けた女性... ...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 横光君の文学
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  横光君は疑ひもなく天才的な作家である。 しかも自分の非凡さがどこにあるかを知らうとせず、そのために屡々自ら傷き、おそらく傷いたことすら意に介しなかつた異例ともいふべき作家の一人である。 彼のうちの非凡と凡庸とは、他の如何なる作家の場合よりも激しく対立し、奇怪に結びつき、時として、感......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 横光君といふ人
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 「文芸時代」が創刊されて間もなく、私がたしか第二作の「チロルの秋」を発表した直後、菅忠雄君から同人にならぬかといふ勧誘をうけ、会場はどこだつたか覚えてゐないが、その同人会といふのにはじめて出席した。 十数人の血気さかんな同人諸君といつしよに、横光君とも初対面の挨拶をした。 その時の印......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 文学座『夢を喰ふ女』を演出して
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  野上彰君の「夢を喰ふ女」の戯曲としての新しさは、現代の生活風景の中から、家族としてもつとも崩壊しやすい条件を持つている人間群をとらえて、それを心理的、もしくは思想的角度からではなく、一種の感覚的角度で、それらの人物個々の生態を描いていることと、戯曲の定石としての構成を無視して、... ...
    商品価格: ¥0(税込)
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