吉井勇
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タイトル: 現代語訳 好色一代男出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン概要: 異常なまでに好色な男の自由奔放な人生を活写するこの小説は、日本文学史における人間性賛歌の代表作である。愛欲の追求に一代の生涯を賭けた男・世之介。「世之介」という語は、西鶴の作品の一主人公の名を離れて、一つの男性像を象徴する日本語として広く定着している。近世文学の大古典を、文豪の名訳で味わう。 ...商品価格: ¥1,078(税込)
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タイトル: 酒ほがひ―歌集出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン概要: 『ゴンドラの唄』『午後三時』などで知られる吉井勇による歌集。 (※本書は1998/3/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)商品価格: ¥734(税込)
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タイトル: 或る日の小せん出版社: ConTenDo概要: 今は故人になつてしまつたが、私の知つてゐる落語家先代の柳家小せんは、足腰が立たず、目が見えなくなつてからも、釈台を前に置いて高座を勤め、昔からある落語にもいろいろ自分で工夫をして、「芸」に磨きをかけることを忘れなかつた。 久保田万太郎、岡村柿紅、私などが肝煎となつて、「小せ... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 老境なるかな出版社: ConTenDo概要: 私がはじめて歌を作つたのは中学の二年の時だと思ふから、顧みれば私の歌歴も、もうすでに五十年を越してしまつてゐる。 その最初の歌は、維新史研究家だつた勝山孫弥といふ人の出してゐた「海国少年」といふ雑誌の短歌欄に投稿したもので「出雲なる簸の川上はそのむかし八頭の大蛇住みけるところ」と... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 青春回顧出版社: ConTenDo概要: 銀座裏日吉町の民友社の傍、日勝亭と云ふ撞球屋の隣りにカフエ・プランタンが出来たのは、たしか明治四十三四年頃のことだつたと思ふが、その時分この銀座界隈には、まだカフエと云ふものが一軒もなく、それらしいものとしては、台湾喫茶店とパウリスタとがあるだけだつた。 主人が洋画家の松山省三君... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 酔狂録出版社: ConTenDo概要: 序 またしても恋物語である。 しかしその物語の主人公は私ではない。 それはもう今から七八年前の或る冬の夜のことであつた。 私はその時分毎晩のやうに銀座界隈の酒場歩きをやつてゐたので、その夜ももうかなり遅く、尾張町の角のところにある、或る大きな、天井に近い高い壁から時時造り....商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 雑魚寝出版社: ConTenDo概要: 「吾八」の歌を探すので「祗園歌集」を読み直していると、はからずも「雑魚寝」と題する数首の歌にめぐり会つた。 それは、 かより合ひ転び合ひたる雑魚寝びと遊び倦きたるあけがたの月 世之介の大原の里の雑魚寝よりわれの雑魚寝はなまめかしけれ 夏の夜のあからさまなる雑魚寝さへあさましか... ...商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 黒足袋出版社: ConTenDo概要: 私の家をたづねてくる客の中の和服の人は、どうも黒足袋をはいたものの方が多い。 それといふのが和服の客は、多く東京からやつてくる、落語家、講釈師といつた種類の人達だからなのである。 京都で和服を着てゐるのは、茶道、能楽、骨董などに関係のある人達が多いので、みんな白足袋ばかりはいてゐる......商品価格: ¥0(税込)
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タイトル: 逢状出版社: ConTenDo概要: 祇園で今では見られなくなつたものに、「雑魚寝」のほかにもうひとつ「逢状」というものがある。 これは客が来た時に茶屋から名差しの芸妓や舞妓に出すものであつて、大体葉書大位の紙に、「××さまゆゑ直ぐさまお越しねがひ上げ候」という文句と茶屋の名とが印刷してあり、××というところに... ...商品価格: ¥0(税込)