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小川未明

検索結果286件中181件から225件までを表示
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  • タイトル: くもと草
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ちょうど赤ちゃんが、目が見えるようになって、ものを見て笑ったときのように、小さな花が道ばたで咲きました。  花の命は、まことに短いのであります。 ひどい雨や、強い風が吹いたなら、いつなんどきでも散ってしまわなければならない運命でありました。  しかし、このはかない間が、花にと....
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  • タイトル: 長ぐつの話
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  あるところに、かわいそうな乞食の子がありました。  さびしい村の方から、毎日、町の方へ、ものをもらいに追い出されました。 けれど、小さな足には、なにもはくものがなかったのです。 子供は跣足で、長い石ころの多い道を、とぼとぼと歩かなければならなかったのでした。  夏の暑い日のこ...
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  • タイトル: 幾年もたった後
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある輝かしい日のことです。 父親は、子供の手を引きながら道を歩いていました。  まだ昨日降った雨の水が、ところどころ地のくぼみにたまっていました。 その水の面にも、日の光は美しく照らして輝いていました。  子供は、その水たまりをのぞき込むように、その前にくると歩みを止めてたた...
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  • タイトル: ものぐさなきつね
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  星は、毎夜さびしい大空に輝いていました。 そして下界を照らしていましたけれど、だれも星を見てなぐさめてくれるものとてなかったのです。 星は、それを頼りないことに思っていました。  鶏が、朝早く起きて、そのりこうそうな黒い瞳の中に、星影を映して、勇んで鳴いてくれなかったな....
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  • タイトル: お姫さまと乞食の女
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  お城の奥深くお姫さまは住んでいられました。 そのお城はもう古い、石垣などがところどころ崩れていましたけれど、入り口には大きな厳めしい門があって、だれでも許しがなくては、入ることも、また出ることもできませんでした。  お城は、さびしいところにありました。 にぎやかな町へ出るには、か....
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  • タイトル: 塩を載せた船
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  赤ん坊をおぶった、男の乞食が町へはいってきました。 その男は、まだそんなに年をとったというほどではありませんでした。  男の乞食は、りっぱな構えをした家の前へきますと、立ち止まって、考え込みました。 それから、おそるおそる門の中へ入ってゆきました。 「どうか、なにかやってくだ...
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  • タイトル: 千代紙の春
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  町はずれの、ある橋のそばで、一人のおじいさんが、こいを売っていました。 おじいさんは、今朝そのこいを問屋から請けてきたのでした。 そして、長い間、ここに店を出して、通る人々に向かって、 「さあ、こいを買ってください。 まけておきますから。」と、人の顔を見ながらいっていました。 ...
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  • タイトル: はてしなき世界
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ここにかわいらしい、赤ちゃんがありました。 赤ちゃんは、泣きさえすれば、いつも、おっぱいがもらわれるものだと思っていました。 まことに、そのはずであります。 いつも赤ちゃんが泣きさえすれば、やさしいお母さんはそばについていて、柔らかな、白いあたたかな乳房を赤ちゃんの唇へもっていったか....
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  • タイトル: あほう鳥の鳴く日
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  若者は、小さいときから、両親のもとを離れました。 そして諸所を流れ歩いていろいろな生活を送っていました。 もはや、幾年も自分の生まれた故郷へは帰りませんでした。 たとえ、それを思い出して、なつかしいと思っても、ただ生活のまにまに、その日その日を送らなければならなかったのであります。 ...
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  • タイトル: 幸福に暮らした二人
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  南洋のあまり世界の人たちには知られていない島に住んでいる二人の土人が、難船から救われて、ある港に着いたときでありました。  砂の上に、二人の土人がうずくまってあたりの景色に見とれていました。 その港はかなり開けたにぎやかな港でありましたから、華やかなふうをしたいろいろな人が歩い......
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  • タイトル: 飴チョコの天使
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  青い、美しい空の下に、黒い煙の上がる、煙突の幾本か立った工場がありました。 その工場の中では、飴チョコを製造していました。  製造された飴チョコは、小さな箱の中に入れられて、方々の町や、村や、また都会に向かって送られるのでありました。  ある日、車の上に、たくさんの飴チョコの....
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  • タイトル: ちょうと怒濤
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  美しいちょうがありました。  だれがいうとなく、この野原の中から、あまり遠方へゆかないがいい。 ゆくと花がない、ということをききましたから、ちょうは、その野原の中を飛びまわっていました。  しかし、その野原は広うございましたので、毎日遊ぶのに、不自由を感じませんでした。 自分...
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  • タイトル: 公園の花と毒蛾
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  それは、広い、さびしい野原でありました。 町からも、村からも、遠く離れていまして、人間のめったにゆかないところであります。  ある石蔭に、とこなつの花が咲いていました。 その花は、小さかったけれど、いちごの実のように真紅でありました。 花は、目を開けてみて、どんなに驚い...
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  • タイトル: 雪の上のおじいさん
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある村に、人のよいおじいさんがありました。 ある日のこと、おじいさんは、用事があって、町へ出かけました。 もう、長い間、おじいさんは、町に出たことがありませんでした。 しかし、どうしてもいかなければならない用事がありましたので、つえをついて、自分の家を出ました。  おじいさんは、...
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  • タイトル: 石をのせた車
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  あるところに、だれといって頼るところのない、一人の少年がありました。  少年は、病気にかかって、いまは働くこともできなかったのであります。 「これからさき、自分はどうしたらいいだろう。」と考えても、いい思案の浮かぶはずもなかったのです。  いっそ死んでしまおうかしらんと考....
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  • タイトル: 海ほおずき
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  梅雨のうちに、花という花はたいていちってしまって、雨が上がると、いよいよ輝かしい夏がくるのであります。  ちょうどその季節でありました。 遠い、あちらにあたって、カン、カン、カンカラカンノカン、……という磬の音がきこえてきました。 「また、あのお祭りの時節になった。 ほんとう...
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  • タイトル: 汽車の中のくまと鶏
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある田舎の停車場へ汽車がとまりました。 その汽車は、北の方の国からきて、だんだん南の方へゆくのでありました。 どの箱にも、たくさんな荷物が積んでありました。 どこかの山から伐り出されたのであろう、材木や掘り出された石炭や、その他いろいろなものがいっぱいに載せられていました。 その中の...
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  • タイトル: 山の上の木と雲の話
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  山の上に、一本の木が立っていました。 木はまだこの世の中に生まれてきてから、なにも見たことがありません。 そんなに高い山ですから、人間も登ってくることもなければ、めったに獣物も上ってくるようなこともなかったのです。  ただ、毎日聞くものは、風の音ばかりでありました。 木はべつに話...
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  • タイトル: びっこのお馬
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  二郎は、ある日、外に立っていますと、びっこの馬が、重い荷を背中につけて、引かれていくのでありました。  二郎は、その馬を見て、かわいそうに思いました。 どんなに不自由だろう。 そう思うと、達者な馬は、威勢よく、はやく歩いていくのに、びっこの馬はそれに負けまいとして、汗を流していっ....
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  • タイトル: 大きなかに
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  それは、春の遅い、雪の深い北国の話であります。 ある日のこと太郎は、おじいさんの帰ってくるのを待っていました。  おじいさんは三里ばかり隔たった、海岸の村へ用事があって、その日の朝早く家を出ていったのでした。 「おじいさん、いつ帰ってくるの?」と、太郎は、そのとき聞きました。 ...
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  • タイトル: 赤い姫と黒い皇子
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある国に美しいお姫さまがありました。 いつも赤い着物をきて、黒い髪を長く垂れていましたから、人々は、「赤い姫君」といっていました。  あるときのこと、隣の国から、お姫さまをお嫁にほしいといってきました。 お姫さまは、その皇子をまだごらんにならなかったばかりでなく、その国すら、どん....
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  • タイトル: 紅すずめ
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある日のこと、こまどりが枝に止まって、いい声で鳴いていました。 すると、一羽のすずめが、その音色を慕ってどこからか飛んできました。 「いったい、こんなような、いい鳴き声をするのが、俺たちの仲間にあるのだろうか。」と、すずめは不思議に思ったのです。  すずめは、すぐ、こまどりが....
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  • タイトル: 火を点ず
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  村へ石油を売りにくる男がありました。 髪の黒い蓬々とした、脊のあまり高くない、色の白い男で、石油のかんを、てんびん棒の両端に一つずつ付けて、それをかついでやってくるのでした。  男は、勤勉者でありました。 毎日、欠かさずに、時間も同じように、昼すこし過ぎると村に入ってきて、一軒、....
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  • タイトル: 一本のかきの木
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  山にすんでいるからすがありましたが、そのからすは、もうだいぶん年をとってしまいました。 若い時分には、やはり、いま、ほかの若いからすのように、元気よく高い嶺の頂を飛んで、目の下に、谷や松林や、また村などをながめて、あるときは、もっと山奥へ、あるときは、荒波の岸を打つ浜の方へと飛ん... ...
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  • タイトル: ふるさとの林の歌
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  娘は毎日山へゆきました。 枯れ枝を集めたり、また木の実を拾ったりしました。  そのうちに、雪が降って、あたりを真っ白にうずめてしまいました。 娘は家の内で親の手助けをして、早く春のくるのを待ったのであります。 それは、どんなに待ち遠しいことでありましたでしょう。 やがて、物憂い...
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  • タイトル: 百姓の夢
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  あるところに、牛を持っている百姓がありました。 その牛は、もう年をとっていました。 長い年の間、その百姓のために重い荷をつけて働いたのであります。 そして、いまでも、なお働いていたのであったけれど、なんにしても、年をとってしまっては、ちょうど人間と同じように、若い時分ほど働くことはで....
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  • タイトル: 天下一品
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある日のことであります。 男は空想にふけりました。 「ほんとうに、毎日働いても、つまらない話だ。 大金持ちになれはしないし、また、これという安楽もされない。 ばかばかしいことだ。 よく世間には、小判の入った大瓶を掘り出したといううわさがあるが、俺も、なにかそんなようなものでも掘...
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  • タイトル: おかしいまちがい
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある田舎に、一人の男がありました。 その男は、貧乏な暮らしをしていました。 「ほんとうに、つまらない、なにひとつおもしろいことはなし、毎日おなじようなことをして、日を送っているのだが、それにも飽きてしまった。」  男は、そう思いました。 そして、あう人に向かって愚痴をもらしまし....
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  • タイトル: 雪だるま
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  いいお天気でありました。 もはや、野にも山にも、雪が一面に真っ白くつもってかがやいています。 ちょうど、その日は学校が休みでありましたから、次郎は、家の外に出て、となりの勇吉といっしょになって、遊んでいました。 「大きな、雪だるまを一つつくろうね。」  二人は、こういって、いっ....
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  • タイトル: 花と人の話
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  真紅なアネモネが、花屋の店に並べられてありました。 同じ土から生まれ出た、この花は、いわば兄弟ともいうようなものでありました。 そして、大空からもれる春の日の光を受けていましたが、いつまでもひとところに、いっしょにいられる身の上ではなかったのです。  やがて、たがいにはなればなれ....
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  • タイトル: 星の子
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  あるところに、子供をかわいがっている夫婦がありました。 その人たちの暮らしは、なにひとつとして不足を感ずるものはなかったのでありましたから、夫婦は、朝から晩まで、子供を抱いてはかわいがっていることができました。  子供は、やっと二つになったばかりの無邪気な、かわいらしい盛りであ......
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  • タイトル: 白い影
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  夏の日のことでありました。 汽車の運転手は、広い野原の中にさしかかりますと、白い着物を着た男が、のそりのそりと線路の中を歩いているのを認めました。  このあたりには人家もまれであって、右を見ても左を見ても、草の葉がきらきらと、さながらぬれてでもいるように、日の光に照らされて光っ......
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  • タイトル: つばきの下のすみれ
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  一本のつばきの木の下に、かわいらしいすみれがありました。 そのつばきの木は、大きかったばかりでなくて、それは真紅な美しい花を開きました。 この花を見た人は、だれでも、きれいなのをほめないものはなかったほどであります。 「まあ、なんというみごとな花だろう。」といって、みんなは、その....
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  • タイトル: 木に上った子供
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  あるところに、辰吉という少年がありました。 辰吉は、小さな時分に、父や母に別れて、おばあさんの手で育てられました。  ほかの子供が、やさしいお母さんにかわいがられたり、姉さんや、兄さんにつれられて、遊びにいったりするのを見ると、辰吉は、自分ばかりは、どうして、独りぼっちなのであ......
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  • タイトル: 女の魚売り
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  ある空の赤い、晩方のことであります。  海の方から、若い女が、かごの中にたくさんのたいを入れて、てんびん棒でかついで村の中へはいってきました。 「たいは、いりませんか。 たいを買ってください。」と、若い女はいって歩きました。  この村に、一軒の金持ちが住んでいました。 ...
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  • タイトル: 気まぐれの人形師
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  雪の降らない、暖かな南の方の港町でありました。  ある日のこと、一人の娘は、その町の中を、あちらこちらと歩いていました。 しばらく避寒に、こちらへやってきていたのですけれど、あまり日数もたちましたので、お父さんにつれられて、また北の方の故郷へ帰ろうとしました。 その前日....
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  • タイトル: 二つの運命
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  風の出そうな空模様の日でありました。 一ぴきのせみが、小さなこちょうに出あいました。 「なんだか怖ろしいような空模様ですね。 今夜はあれるかもしれません。 早く家へ帰りましょう。」と、せみはいいました。  正直なこちょうは、空を見上げて、 「ほんとうに暗くなりました。 ...
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  • タイトル: けしの圃
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  旅から旅へ渡って歩く、父と子の乞食がありました。 父親は黙りがちに先に立って歩きます。 後から十になった小太郎はついていきました。  彼らは、いろいろの村を通りました。 水車小屋があって、そこに、ギイコトン、ギイコトンといって、米をついているところもありました。 また、青葉の間...
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  • タイトル: おおかみと人
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  未開な小さな村がありました。 町へいくには、山のすそ野を通らなければなりませんでした。 その間はかなり遠く三里もありまして、その間には、一軒の人家すらなかったのであります。  春から夏にかけては、まことに景色がようございましたけれども、秋の末から冬にかけては、まったくさびしゅうご....
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  • タイトル: 金銀小判
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  独り者の幸作は、家の中に話し相手もなくその日を暮らしていました。 北国は十二月にもなると、真っ白に雪が積もります。 そのうちに、年の暮れがきまして、そこ、ここの家々では餅をつきはじめました。  隣は地主でありまして、たくさん餅をつきました。 幸作は、そのにぎやかな笑い声を聞きます...
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  • タイトル: 白すみれとしいの木
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  北の方のある村に、仲のよくない兄弟がありました。 父親の死んだ後は兄は弟をば、むごたらしいまでに、いじめました。  弟は、どちらかといえば、気のきかない、おんぼりとした質で、学校へ行っても、あまり物事をよく覚えませんでした。 だから、兄は弟をば、つねにばか者扱いにしてい....
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  • タイトル: 葉と幹
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  ある山に一本のかえでの木がありました。 もう長いことその山に生えていました。 春になると、美しい若葉を出し、秋になるとみごとに紅葉しました。  町から山に遊びにゆくものは、その木をほめないものはなかったのであります。 「なんといういいかえでの木だろう。」と、子供も年...
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  • タイトル: 酔っぱらい星
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  佐吉が寝ていると、高窓の破れから、ちらちらと星の光がさしこみます。 それは、青いガラスのようにさえた冬の空に輝いているのでありました。  仰向けになって、じっとその星を見つめていますと、それが福々しいおじいさんの顔になって見えました。 おじいさんは、頭に三角帽子をかぶっています。 ...
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  • タイトル: 三匹のあり
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要:  川の辺に、一本の大きなくるみの木が立っていました。 その下にありが巣を造りました。 どちらを見まわしても、広々とした圃でありましたので、ありにとっては、大きな国であったにちがいありません。  ありには、ある年、たくさんな子供が生まれました。 それらの子供のありは、だんだんあたりを...
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 自分で困った百姓
    著者: 小川未明
    出版社: ConTenDo
    概要: 一  ある田舎に、二人の百姓が住んでおりました。 平常はまことに仲よく暮らしていました。 二人とも勉強家で、よく働いていましたから、毎年穀物はたくさんに穫れて、二人とも困るようなことはありませんでした。  あるとき、甲は乙に向かっていいました。 「おたがいに達者で、働くこ...
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