森のたまご

著者：: 島村木綿子
出版社：: 銀の鈴社

「私にとって詩を書くということは“今、この瞬間としっかり向き合う”ということです」

詩を読みながら、日々の生活の一つ一つを丁寧に生きている方なのだな、と感じていましたが、あとがきのこのことばを読んで納得しました。
足元の落ち葉や百日草からコウモリや猫、そして果てしなく広がる宇宙のことにまで想いをかたむけてことばに残そうというエネルギーに溢れています。
ことば、詩の力を信じ、心から愛している詩人の作品からたくさんのパワーをもらえるはずです。

概要：

島村木綿子詩集
ｼﾞｭﾆｱﾎﾟｴﾑ　148
全国学校図書館協議会選定
学校図書館ブッククラブ選定
三越左千夫少年詩集　　　　

Ⅰ　うさぎのぬくもり　
・すき間とうさぎ　・宇宙の時間　・カンガルーの毛皮　・銀河　・ひと足ぶんのぬくもり　・確認　・剣－つるぎ－　・だいじょうぶ　・カーテンをはずすと　・不器用
　
Ⅱ　光の子　
・ははこ草　・菜の花　・百日草　・落ち葉　・夏のドレス　・つぼみサラダ　・こうもり　・かたつむり　・ちかてつのセミ　・名もない猫　・ふぐの怒り　・光の子　・バンダナ　・かなぶんの握手
　
Ⅲ　森のたまご　
・森のたまご　・オカリナの音　・タイムマシン　・電気ポット　・一滴の石油　・きょうの太陽　・灯り　・槍ヶ岳　・ふるさとの川　・空　・りっぱな建物の下　・ベランダから見える空　・時計の音
　
　あとがき