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すずめの木笛

立ち読み

すずめの木笛

著者:
渡邊るり子 山中冬児
出版社:
銀の鈴社

渡邊るり子さんの2作目『すずめの木笛』ができました。
初恋とは気づかないほどの淡い恋。

第2次世界大戦の終戦前後を舞台とした、昭和の「たけくらべ」ともいえる、ほのかな恋のものがたりです。

山中冬児先生の描く、恥じらいのある少女の表紙も印象的です。

自然を相手に遊ぶ日々。
川原の土手近くにある大きな椎の木。
その枝打ちされていくつもできた大きなこぶと、川原の砂をつかう精米所ごっこ。

食事係の兵隊さんがわけてくれた、特大黒いにぎりめし。
兵隊さんは、主人公ふみ子や由純(よしずみ)と同い年くらいの子どもを故郷へのこしてきているという。

終戦前後の子どもの世界。

初めて異性を意識し始める芽生えの季節が、戦争による食糧難や豊かな自然、村のお祭りを通して、静かに描出された作品。

処女作『友ちゃんと砂糖、そして・・・』同様、著者の実体験に基づく本書は、いぶし銀の真実がしっかり詰まった一冊です。

西野真由美

概要:

鈴の音童話
日本図書館協会選定
全国学校図書館協議会選定
日本子どもの本研究会選定
 
 
舞台は戦時中の昭和。幼いふみ子と由純はいつでも一緒。しかし、ある日突然に由純はふみ子を避けるように・・・。すずめの木笛は2人を結ぶ大切な絆。現代の「たけくらべ」とも言える性に目覚める頃の淡いお話です。


目次:

一 精米所ごっこ
二 特大、黒いにぎりめし
三 兵隊さんがいなくなった
四 チョコレート
五 頭じらみ
六 DDT
七 給食
八 思わぬできごと
九 お祭り
あとがき

ジャンル:
文芸 > 小説(国内) 文芸 > 歴史・時代小説 児童・絵本 > よみもの
販売開始:
2015/02/04
ページ数
112ページ
ファイルサイズ:
14.66MB
CODE:
J0010148BK0025262001
対応デバイス:
WindowsPCMacブラウザビューアAndroidスマートフォンAndroidタブレットiPhone/iPod touchiPad
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商品価格(税込) ¥385 -
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