源氏物語と鎌倉
概要:
「河内本源氏物語」に生きた人々
銀鈴叢書
全国学校図書館協議会選定
鎌倉には『源氏物語』と『万葉集』という二大古典の貴重な知的遺産が制作される土壌がありました。
紫式部が書いた『源氏物語』
しかし、紫式部自身の手書き原稿が残っているわけではありません。
昔の人が「写本」として書き残してくれて、今に引き継がれているのです。
二大写本のひとつ「河内本源氏物語」は鎌倉でつくられました。
考古学を学んだ著者の新たな切り口から、鎌倉における『源氏物語』の成立過程を辿る研究書です。
著者は早稲田文学新人賞受賞の面目躍如、作家魂はタイムトンネルをくぐりぬけ、流れる筆力で当時の人々を取材しているかのようです。
歴史の彼方に色濃く残る平家の王朝文化。
鎌倉と京の有識者たちの交流図を付して解明していきます。
鎌倉にはかつて『尾州家河内本源氏物語』という重要文化財にも指定される立派な写本が存在しました。
そして『西本願寺本万葉集』という、現在刊行されている『万葉集』のすべての底本になっている写本も。
二つの写本は鎌倉時代、鎌倉の地で制作されたのです。
鎌倉の滅亡とともに流失して、今では鎌倉の人たちでさえ知らない状況になっています。
鎌倉は武士の都といわれますが、この写本の存在が雅な文化もあったことを語ってくれています。
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目次:
口絵
はじめに
鎌倉歴代将軍の京の文人との交流関係図
参考文献
第一章 源氏物語と鎌倉ー「河内本源氏物語」に生きた人々ー (もっと読む)
- ジャンル:
- 文芸 > 日本文学/国文学 人文・思想 > 文芸
商品情報
- 販売開始:
- 2015/02/04
- ページ数
- 160ページ
- ファイルサイズ:
- 30.11MB
- ファイル形式
- epub
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源氏物語と鎌倉
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