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魚すいすい連句を泳ぐ

立ち読み

魚すいすい連句を泳ぐ

著者:
鈴木美奈子 日向山寿十郎
出版社:
銀の鈴社

概要:

銀鈴叢書 
 
 
連句のすすめ 鈴木美奈子
俳句が個の文芸であるのに対し、連句は和の文芸「座の文学」と言われます。
日本人が古来から親しんできた五七五と七七のリズムを、「座」の参加者全員が交互に連ねて一巻の作品に仕上げる・・・この隠れた伝統文芸は江戸時代、芭蕉や蕪村などにより隆盛をきわめ、明治に入ってからも漱石や寺田寅彦などが親しんだものです。実作にはきまり(式目)があり、これを習得することにより、誰でも連句づくりを楽しむことができます。


目次:

俳諧を最高の遊びとしてーはしがきに代えてー
 
第一章
・二十韻『曼陀羅華』の巻 ・半歌仙『未来都市』の巻 ・短歌行『醍醐の姥』の巻 ・歌仙『わりなき西瓜』の巻 ・歌仙『ふり上げし鎌』の巻 ・短歌行『田子の浦とは』の巻 ・短歌行『宙天に青』の巻 ・短歌行『石の寺』
・半歌仙『ダリの髭』の巻 ・半歌仙『罌粟抱くや』の巻 ・歌仙『日時計の』の巻 ・半歌仙『一壷の酒』の巻 ・半歌仙『街いまだ』の巻 ・半歌仙『芝浜』の巻 ・半歌仙『夏きざす』の巻 ・源心『月に歌ふ』の巻 ・半歌仙『問はずがたり』の巻 ・歌仙『銀座日和』の巻 ・短歌行『ふるさとの余白』の巻 半歌仙『韮咲くや』の巻
 
第二章
歌仙『胸の音叉』の巻 ・歌仙『天馬放てり』の巻 ・歌仙『プロメテウス』の巻 ・歌仙『不条理の空』の巻 ・歌仙『虹の旗』の巻 ・恋之源心『女坂』の巻 ・源心『星喰らふ』の巻 ・歌仙『神を探せり』の巻 ・恋之源心『桜蒸し』の巻 ・歌仙『陸奥は鉞』の巻 ・歌仙『夜の雪』の巻 ・歌仙『紺暖簾』の巻 ・半歌仙『弱法師』の巻 ・歌仙『垂水の魚』の巻 ・其角三百年迫喜脇起『夏衣』の巻 ・歌仙『寒夕焼』の巻 ・歌仙『夏の色』の巻 ・世吉『踊る手の』の巻 ・テルツァ・リーマ『イタリアの空』の巻 ・本宝塚『翼の跡』の巻 ・歌仙『おるごおる』の巻 ・第三起 胡蝶『葉をおもみ』の巻 ・歌仙『少年の日』の巻 ・胡蝶『カンタービレの』の巻 ・歌仙『大呂庵』の巻 ・テルツァ・リーマ『六月の花』の巻 ・歌仙『万緑や』の巻 ・歌仙『業忘れめや』の巻 ・歌仙『やげん堀』の巻
 
第三章
・今・此処に生きる連句を共生の文学をめざして ・ーわたしの初学時代ー連句に連なる不思議な糸 ・ー連句の発句ー発句は起爆装置である ・「式目」こそが転換期の斬新な発想だった ・「花の定座」の系譜をたどる ・わたしの選んだ三句のわたり ・花はさかりにー花句ー ・月はくまなくー月句ー ・しのびてゆかんー恋句ー ・神なびの森 み佛の家ー神祇釈教句ー ・ふるさとは遠きに在りてー無常・述懐句ー ・時代の虚構を衝くー時事句ー ・わたしの選んだ七・七句『武玉川・とくとく清水』より ・わたしの好きな川柳作家句 昭和史のまん中ほどにある血糊 ・わたしの選んだ好きな作家(歴史小説家) かぶいて候〜隆慶一郎の本 ・わたしの選んだ昭和冬の時代の俳人たち 二人の地獄詠 ・連句事始〜鎌倉の夜は更けて〜 二十韻『雁行きぬ』の巻 ・さよなら歌舞伎〜忠臣蔵外伝『松浦の太鼓』〜その夜の俳諧師・其角の消息文〜 ・若き日の吉本隆明ー連句人の立場からー ・エピローグー清酔多言の酒神礼讃ー ・あとがき

ジャンル:
文芸 > 日本文学/国文学 文芸 > 短歌・俳句 芸術・教養 > 一般
販売開始:
2015/05/29
ページ数
168ページ
ファイルサイズ:
24.51MB
CODE:
J0010148BK0027862001
対応デバイス:
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商品価格(税込) ¥385 -
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