まどろむ、わたしたち
概要:
ゆびを うごかした だけで
いのちは きえてしまうこともある
《ジャスミンの》(「かの地の夕景」より)
“すずしい”
と おもった 彼女の ことばは あやふやで
ただ 彼女の母語でないことは たしかだった
《晩夏》(「くりかえす晩夏」より)
さけられない運命とむきあう心。
せつなくて、でも、あたたかいシネマのような言葉の世界。
詩?絵本?超短編小説?新しいジャンルを切り拓く珠玉の小品集、第四弾。
<著者>
白鳥博康
1983年東京都生まれ。
立正大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程修了。
フランス遊学をへて、創作活動にはいる。
<イラスト>
もとやままさこ
1982年神奈川県生まれ。
武蔵野女子大学文学部日本語日本文学科卒業。
『言葉屋』シリーズ(朝日学生新聞社)など児童書の挿絵で活動。
目次:
◆もくじ◆
「かけらグラフィコ」
「かの地の夕景」
「52番のバス」
「ホルン奏者と隕石」
「ささやくヒマワリ」
「まどろむ、わたしたち」
「くりかえす晩夏」
「未完成オーケストラ」
- ジャンル:
- 文芸 > 小説(国内) 文芸 > 詩・詩集 児童・絵本 > 日本のえほん
- 販売開始:
- 2018/12/19
- ページ数
- 124ページ
- ファイルサイズ:
- 19.93MB
- CODE:
- J0010148BK0078991001
- 対応デバイス:
購入 | レンタル | |
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商品価格(税込) | ¥990 | - |
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原則、返金不可
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コンテンツ紹介:
本書は、詩集でありながら、絵本を読んでいるような気持ちになるという、新しいジャンルを確立した作品で、独特な世界観がとても魅力的である。
子供でも読みやすい文章構成となっていて、テンポよく、ひらがなが多く、可愛らしいイラストによって白鳥博康氏の詩の世界が表現され、子供の心を掴みやすくしている作品である。儚(はかな)げでありながら、芯が通ったイラストは、子供も大人も見ていて楽しい気持ちにさせてくれる。
一般的な詩集とは異なり、絵本のような一面もあるので、子供の感情表現を豊かにする本として読ませることができるのが特徴である。親が子供と一緒に読んで、コミュニケーションの一環として活用するのはいかがだろうか。電子書籍なので、子供の小さな手でもページをめくりやすいのは、嬉しい利点だと思われる。
本書は、白鳥博康氏が創作した詩の世界が、もとやままさこ氏によるイラストによって綺麗に装飾され、表現されている。読みやすく、次の詩はどんなイラストとともに表現されているのか、徐々に両氏の世界観に飛び込んでいく感覚に陥る作品である。癒される詩とイラストになっているので、一度読んでみることをおすすめする。
販売(無期限): ¥ 990(税込)