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検索結果8,890件中316件から360件までを表示
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  • タイトル: 安吾新日本風土記 01 「安吾・新日本風土記」(仮題)について
    著者: 坂口安吾
    出版社: ConTenDo
    概要: 挨拶  予告して申し上げるほどの言葉はまだないのです。 しかしとにかく土地々々には生き生きと働く人々は云うまでもなく町や風物や山河や歴史にもそれぞれ自らを語っている個性的な言葉があるもので、私はそれを現地で見また聞きわけたいと思っているだけです。 そしてそれを私自身の生存の意義......
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  • タイトル: 春泥 『白鳳』第一部
    著者: 神西清
    出版社: ConTenDo
    概要:  大海人は今日も朝から猟だつた。 午ちかく、どこではぐれたのか伴の者もつれず、一人でふらりと帰つてくると、宮前の橿の木のしたで赤駒の歩みをとめた。  舎人の小黒が、あわてて駈けだしてきて、手綱をおさへる。 そして何か言つた。 「ほう、嶋が? 多治比ノ嶋が来てゐるのか?」  大...
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  • タイトル: 想い出 絵の道五十年の足跡を顧みて
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  土田麦僊さんが御在世の折、よく私の筆胼胝が笑い話になりましたものです。  無理もないことで、私が絵筆を執り始めてから、今日まで丁度丸々五十年になります。 今年六十七歳になりまするが、この五十年間を、私は絵と取組んで参った訳になります。  明治八年四月二十三日が私の生まれました....
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  • タイトル: 真理を求めて ――平和祭に寄す
    著者: 中井正一
    出版社: ConTenDo
    概要:  ロマン・ロランは第一次大戦にあたって彼の「戦いを超えて」の中で次のようにいっている。 「真理を求めようとはしないで、それを所有していると称するものと議論することは不可能である。 ドイツが日の光りに対して防御壁をつくっている自信の厚い壁を破ることは、今のところ、いかなる精神の力に......
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  • タイトル: 悲しき思出 (野口雨情君の北海道時代)
    著者: 石川啄木
    出版社: ConTenDo
    概要: ◎本年四月十四日、北海道小樽で逢つたのが、野口君と予との最後の会合となつた。 其時野口君は、明日小樽を引払つて札幌に行き、月の末頃には必ず帰京の途に就くとの事で、大分元気がよかつた。 恰度予も同じ決心をしてゐた時だから、成るべくは函館で待合して、相携へて津軽海峡を渡らうと約束して別れ......
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  • タイトル: 寒中滞岳記 (十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
    著者: 野中至
    出版社: ConTenDo
    概要:  玄冬の候、富士山巓の光景は、果して如何なるものなるべきや。 吾人の想像以上なるべきか、これを探撿して以て世に紹介せんことは、強ち無益の挙にあらざるべし、よって予はここに寒中の登岳を勧誘せんと欲するに臨み、先ず予が先年寒中滞岳中の状況を叙述して、いささか参考に供する所あらんとす、既... ...
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  • タイトル: 叔父と甥と ――甲字楼日記の一節――
    著者: 岡本綺堂
    出版社: ConTenDo
    概要:  大正九年十月九日、甥の石丸英一逝く。 この夜はあたかも嫩会の若き人々わが家にあつまりて劇談会を催す例会の夕なりしかば、通知するまでもなく皆々来りあつまる。 近親の人々もあつまりて回向す。 英一は画家として世に立つべき志あり。 ことしの春に中学を卒えたれば、あくる年の春には美術学校の入...
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  • タイトル: 郊外生活の一年 大久保にて
    著者: 岡本綺堂
    出版社: ConTenDo
    概要:  震災以来、諸方を流転して、おちつかない日を送ること一年九ヵ月で、月並の文句ではあるが光陰流水の感に堪えない。 大久保へ流れ込んで来たのは去年の三月で、もう一年以上になる。 東京市内に生まれて、東京市内に生活して、郊外というところは友人の家をたずねるか、あるいは春秋の天気のいい日に散......
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  • タイトル: 修禅寺物語 ――明治座五月興行――
    著者: 岡本綺堂
    出版社: ConTenDo
    概要:  この脚本は『文芸倶楽部』の一月号に掲載せられたもので、相変らず甘いお芝居。 頼家が伊豆の修禅寺で討れたという事実は、誰も知っていることですが、この脚本に現われたる事実は全部嘘です。 第一に、主人公の夜叉王という人物からして作者が勝手に作り設けたのです。  一昨々年の九月、修禅寺の....
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  • タイトル: 蒼馬を見たり 02 序
    著者: 辻潤
    出版社: ConTenDo
    概要:  芙美子さん――  しばらく留守にしてゐたので返事が遅れてすみません。 帰つてから十日余りになるのです。 身体はさしてわるいと云ふわけではないが、頭が痲痺してゐるやうなのです  序文は勿論喜んで書きます。 しかし別段改まつて書く事もありません。  あなたが先づニセ物の詩人でない...
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  • タイトル: 蒼馬を見たり 01 序
    著者: 石川三四郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  芙美子さん  大空を飛んで行く鳥に足跡などはありません。 淋しい姿かも知れないが、私はその一羽の小鳥を訳もなく讃美する。  同じ大空を翔けつて行くやつでも、人間の造つた飛行機は臭い煙を尻尾の様に引いて行く。 技巧はどうしても臭気を免れません。  大きくても、小さくても、賑や...
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  • タイトル: トヨタ電気自動車試作 ――副社長豊田喜一郎氏抱負を語る――
    著者: 豊田喜一郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  愛知縣擧母トヨタ自動車工業株式會社では我國の燃料資源に適合した最も經濟的な自動車を製作して好評を博してゐるが同社研究所に於ては益々國策に順應した自動車を製作せんとデイゼル・エンヂンを完成し中型乘用車を試作し、我國自動車界に一大センセーシヨンを捲起してゐる矢先に今又蓄電池自動車の... ...
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  • タイトル: 茶の本 01 はしがき
    著者: 岡倉由三郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  たやすく郷党に容れられ、広く同胞に理解されるには、兄の性行に狷介味があまりに多かった。 画一平板な習俗を懸命に追うてただすら他人の批評に気をかねる常道の人々からは、とかく嶮峻な隘路を好んでたどるものと危ぶまれ、生まれ持った直情径行の気分はまた少なからず誤解の種をまいてついには有司... ...
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  • タイトル: ピストルの使い方 ――(前題――楊弓)
    著者: 泉鏡花
    出版社: ConTenDo
    概要:  はじめ、私はこの一篇を、山媛、また山姫、いずれかにしようと思った。 あえて奇を好む次第ではない。 また強いて怪談がるつもりでもない。  けれども、現代――たとい地方とはいっても立派な町から、大川を一つ隔てた、近山ながら――時は晩秋、いやもう冬である。 薄いのも、半ば染めたのも散り...
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  • タイトル: 南洲手抄言志録 01 詠詩
    著者: 勝海舟
    出版社: ConTenDo
    概要: 詠詩 亡友南洲氏。 風雲定ム二大是ヲ一。 拂テレ衣ヲ故山ニ去ル。 胸襟淡クシテ如シレ水ノ。 悠然事トス二躬耕ヲ一。 嗚呼一高士。 只ダ道フ自ラ居ルトレ正ニ。 豈ニ意ハン紊ルヲ二國紀ヲ一。 不リキレ圖ラ遭ヒ二世變ニ一。 甘ジテ受ントハ二賊名ノ訾ヲ一。 笑テ擲チ二此ノ殘骸...
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  • タイトル: 私を語る ――(消息に代えて)――
    著者: 種田山頭火
    出版社: ConTenDo
    概要:  私もいつのまにやら五十歳になった。 五十歳は孔子の所謂、知命の年齢である。 私にはまだ天の命は解らないけれど、人の性は多少解ったような気がする。 少くとも自分の性だけは。 ――  私は労れた。 歩くことにも労れたが、それよりも行乞の矛盾を繰り返すことに労れた。 袈裟のかげに...
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  • タイトル: 鎖ペンを握って ――三月十九日 夜――  山頭火
    著者: 種田山頭火
    出版社: ConTenDo
    概要: △春と共に白楊社が生れた。 あのポプラ若葉のようにすくすくと伸びゆけよと祈る。 △会名の『白楊社』は可い。 (たしか二三年前に東京郊外在住の画家連中が同名の会合を組織していたと思う。 今では解散したらしい)『四十女の恋』は本集の内容にふさわしくない。 次号からはもっと適切な名をつ...
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  • タイトル: 海島冒険奇譚 海底軍艦 01 序
    著者: 上村経吉
    出版社: ConTenDo
    概要: 沿海國ノ國防線ハ分テ三ト爲スコトヲ得ヘク第一線ハ則チ海軍ヲ曰ヒ第二線ハ則チ海陸軍ノ共同ニ成ルモノヲ曰ヒ第三線ハ則チ陸軍ヲ曰フ其ノ所謂第二線ハ海岸要塞海中障碍物水雷艇隊等是ナリ而シテ此ノ國防三線ノ輕重ハ國ノ地形ト事態ニ視ル可キモノニシテ英國ノ如キニ在テハ第一線ノ一タヒ壞破センカ直ニ... ...
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  • タイトル: 佐渡が島 波の上
    著者: 長塚節
    出版社: ConTenDo
    概要:  汽船はざぶ/\と濁水を蹴つて徐ろにくだる。 信濃川も川口がすぐ近く見える。 渺茫たる海洋がだん/\と眼前に展開する。 左岸には一簇の葦の穗の茂りがあつて其先からは防波堤が屈曲して居る。 葦の茂りを後にするとそれから續いた長い磯が見え出して遙かに猫の耳のやうな二つの山が兀然として聳えて...
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  • タイトル: 所謂今度の事 林中の鳥
    著者: 石川啄木
    出版社: ConTenDo
    概要: (一)  二三日前の事である。 途で渇を覺えてとあるビイヤホオルに入ると、窓側の小さい卓を圍んで語つてゐる三人連の紳士が有つた。 私が入つて行くと三人は等しく口を噤んで顏を上げた。 見知らぬ人達で有る。 私は私の勝手な場所を見付けて、煙草に火を點け、口を濕し、そして新聞を取上げた...
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  • タイトル: 詩劇「水仙と木魚」 ――一少女の歌える――
    著者: 三好十郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  プロローグ 私は京極光子と申します 年は十七年三カ月 学問は中学を卒業しただけで 病気のために寝たきりで 自分一人では一メートルも動けない 詩を読んだのは 宮沢賢治とホーマアのオデッセィの二冊だけです その私が、おどろくなかれ 水仙と木魚という題で ... ...
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  • タイトル: 心の仕事を 或未知の友への手紙
    著者: 堀辰雄
    出版社: ConTenDo
    概要:  御手紙拜見しました。  ドゥイノの悲歌に就いての御質問の事、只今生憎手許に充分本がありませんので、御滿足の行くやうには御返事が出來かねますが、――第十の悲歌のあの冒頭の部分は、此の最後の悲歌の主題として考へられる、悲しみを過ぎつて本當の生に到達する「道」の探究へと我々を導いて... ...
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  • タイトル: 芥川竜之介論 ――芸術家としての彼を論ず――
    著者: 堀辰雄
    出版社: ConTenDo
    概要: 1  芥川龍之介を論ずるのは僕にとつて困難であります。 それは彼が僕の中に深く根を下ろしてゐるからであります。 彼を冷靜に見るためには僕自身をも冷靜に見なければなりません。 自分自身を冷靜に見ること――それは他のいかなるものを冷靜に見ることよりも困難であります。 しかし、それと同...
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  • タイトル: 手紙 (「美しい村」ノオト)
    著者: 堀辰雄
    出版社: ConTenDo
    概要: 一 丸岡明に 一九三三年六月二十日、K村にて  こつちへ來てから、もう二十日になる。 それだのに、まだ何も仕事をしないで、散歩ばかりしてゐる。 この頃の散歩道としては、あのM病院の向うの、小川に沿つた一本道がそれはいい。 アカシアの花がいま眞つ盛りだ。 何ともかんとも云へぬ好い...
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  • タイトル: 菜の花 ――春の新七草の賦のその一ツ――
    著者: 長谷川時雨
    出版社: ConTenDo
    概要: 水油なくて寢る夜や窓の月(芭蕉)  の句は、現代のものには、ちよつとわかりにくいほど、その時代、またその前々代の、古い人間生活と、菜の花との緊密なつながりを語つてゐる。 いま、わたしたちが菜の花を愛するのもさうした祖先の感謝をもつて、心の底に暖かみを感じてゐるのかも知れない。 日の......
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  • タイトル: 尼たちへの消息 ――よく生きよとの――
    著者: 長谷川時雨
    出版社: ConTenDo
    概要:  日蓮聖人の消息文の中から、尼御前たちに對へられた書簡を拾つてゆくと、安産の護符をおくられたり、生れた子に命名したりしてゐて、哲人日蓮、大詩人日蓮の風貌躍如として、六百六十餘年の世をへだてた今日、親しく語りかけられる心地がする。 もとよりこの尼御前たちは在家の尼たちであるが、送られ... ...
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  • タイトル: 歌麿懺悔 江戸名人伝
    著者: 邦枝完二
    出版社: ConTenDo
    概要: 一 「うッふふ。 ――で、おめえ、どうしなすった。 まさか、うしろを見せたんじゃなかろうの」 「ところが師匠、笑わねえでおくんなせえ。 忠臣蔵の師直じゃねえが、あっしゃア急に命が惜しくなって、はばかりへ行くふりをしながら、褌もしずに逃げ出して来ちまったんで。 ……... ...
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  • タイトル: 乳を刺す 黒門町伝七捕物帳
    著者: 邦枝完二
    出版社: ConTenDo
    概要:  星灯ろう  陰暦七月、盛りの夏が過ぎた江戸の町に、初秋の風と共に盂蘭盆が訪れると、人々の胸には言い合わせたように、亡き人懐かしいほのかな思いと共に、三界万霊などという言葉が浮いてくる。  今宵は江戸名物の、青山百人町の星灯ろう御上覧のため、将軍家が御寵愛のお光の... ...
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  • タイトル: 山の湯の旅 ――発甫温泉のおもいで――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  ○  信州に発甫という珍らしい地名の温泉地があります。 絵を描く人々や、文士などの間には相当知られているようですが、一般にはまだ知れ渡ってはいないようです。 それというのも、一つは土地が草深く里離れがしていて、辺鄙なために少々淋しすぎるのと、もう一つは交通の便もあまり... ...
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  • タイトル: 謡曲仕舞など ――文展に出品する仕舞図について――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  ○  伊勢の白子浜に鼓が浦という漁村があって、去年からそこに一軒の家を借りまして、夏じゅうだけ避暑といってもよし、海気に親しむといってもよし、家族づれで出かけていって、新鮮な空気と、清涼な海水に触れてくることにしています。  ことしも松篁夫婦に子供づれで出か... ...
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  • タイトル: 画道と女性 ――喜久子姫御用の「春秋屏風」その他――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  高松宮家へ御輿入になる徳川喜久子姫の御調度の一にお加えになるのだからと申すので、旧臣の総代として京都大学の新村博士が私のところに見えられ、御屏風揮毫の御依頼がありました。 それをお受けしたのは昨年の九月頃であったろうか。 最初の気持では、今の皇太后陛下が皇后宮に居られた頃に御下命を......
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  • タイトル: 浮世絵画家の肉筆 ――花は霞を透してひとしおの風情があるもの――
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  浮世絵画家の肉筆というものは、錦絵とはちがった別の味わいがあるものですが、こんど蒐集陳列されたものは、屏風、掛物、巻、画帖など種々な形のものがあって、しかも何しろ二百点ばかりもあったろうと思いますから、こういう展覧会としても、なかなか見ごたえのあるものでした。 私も一覧いたしまし... ...
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  • タイトル: あゝ二十年 やっと御下命画を完成した私のよろこび
    著者: 上村松園
    出版社: ConTenDo
    概要:  雪  とうとう二十年来の肩の重荷をおろしましてほっといたしました。 ふりかえってみますと、私が十五歳の折り、内国勧業博覧会に「四季美人図」を初めて出品いたしまして、一等褒状を受け、しかもそれが当時御来朝中であらせられた英国皇太子コンノート殿下の御買上げを得た時のこと... ...
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  • タイトル: 真珠の首飾り ――クリスマスの物語――
    出版社: ConTenDo
    概要: Ⅰ  さる教養ある家庭で、友人たちがお茶のテーブルをかこみながら、文学談をやっていた。 やがて仕組みとか筋とかいった話になる。 なぜわが国では、そうした方面がだんだん貧弱でつまらなくなって行くのだろうと、口々に慨歎する。 わたしはふっと思い出して、亡くなったピーセムス... ...
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  • タイトル: ニッポン音楽 ――音楽学校の邦楽――
    著者: 兼常清佐
    出版社: ConTenDo
    概要: 1  私は多分誤報だと思います。 一九三五年の太陽が赤々と照っている時に、なんぼなんでも、まさかそんな事はないでしょう。 それでも是非私の考えを話せというのですか。 ――  何時の時代でも、どこでも、必ず老人と青年の対立というものがあります。 老人は自分が生きて来た過... ...
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  • タイトル: 機縁 (友なる画家の画稿に題す)
    著者: 蒲原有明
    出版社: ConTenDo
    概要: その一 大海かたち定めぬ劫初の代に 水泡の嵐たゆたふ千尋の底。 折しも焔はゆるき『時』の鎖、 まひろく永き刻みに囚れつつ、 群鳥翔る翼のその噪ぎと、 その疾さあらめ、宛も眠り転び、 無際の上枝下枝を火の殻負ひ 這ひもてわたる蝸牛の姿しめす。 火と水、相遇......
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  • タイトル: 速水女塾 四幕と声のみの一場よりなる喜劇
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要:  時 昭和二十二年、春から夏にかけて  処 東京の都心に遠い某区ならびに沼津海岸  人 速水桃子六十九速水女塾旧塾長 同 秀策七十二その夫、元代議士 同 思文二十六その息子 八坂登志子 三十五その娘、元満... (本文冒頭より抜粋)
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 能楽に於ける「わき」の意義 「翁の発生」の終篇
    著者: 折口信夫
    出版社: ConTenDo
    概要:  一 二つの問題 日本の民俗芸術を観察するにあたつて、我々は二つの大きな問題に、注意を向けなければならぬ。 平安朝の末から、鎌倉・室町時代にかけて、とび/\に、其中心がある事を考へて見ることが、其一つ。 江戸に接近しては、歴史家の所謂桃山時代が、やはりさうなのであるが、... ...
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  • タイトル: 女房文学から隠者文学へ 後期王朝文学史
    著者: 折口信夫
    出版社: ConTenDo
    概要:  一 女房歌合せ 数ある歌合せのうちに、時々、左の一の座其他に、女房とばかり名告つた読人が据ゑられてゐる。 禁裡・仙洞などで催されたものなら、匿名の主は、代々の尊貴にわたらせられる事は言ふまでもない。 公家・長上の家で興行せられた番の巻物なら、其処の亭主の君の作物なる事... ...
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  • タイトル: 独語 ――癩文学といふこと――
    著者: 北条民雄
    出版社: ConTenDo
    概要:  昨日MTLで「療養所文芸の発展策その他」について書いた諸氏のものも拝見し、また原田嘉悦氏の雑記をも読んでみた。  原田氏は僕の言葉を引用してあるのだが、まあそのやうなことはどうでもよいことであるかも知れない。 しかしあれは「自殺志願者」に贈るために書かれたもので、おまけに僕も引......
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  • タイトル: 精神のへど ――手帳より――
    著者: 北条民雄
    出版社: ConTenDo
    概要: 「兄弟よ。 汝は軽蔑といふ言葉を知つてゐるか? 汝を軽蔑する者に対しても公正であれといふ、公正さの苦悩を知つてゐるか?」  諸君よ、諸君にこのニイチェの苦悩が判るか?  過去幾千年の屈辱の歴史が、諸君の心臓を掻きむしりはしないか。 諸君の心臓は破れはしないのか。 諸君はまだ青空....
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  • タイトル: かへらじと 日本移動演劇連盟のために
    著者: 岸田国士
    出版社: ConTenDo
    概要: 時昭和十四年初夏より同年の晩秋にかけて 処関東地方の小さな町 人志岐行一 二十五 ふく 二十行一の妹 きぬ 四十五 行一の母 大坪参弐 二十四 大五 六十参弐の父 飯田虎松 四十二 町長代理 角崎九蔵 三十八 在郷軍人分会長... (本文冒頭より抜粋)
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  • タイトル: 小説家の俳句 俳人としての芥川竜之介と室生犀星
    著者: 萩原朔太郎
    出版社: ConTenDo
    概要:  芥川龍之介氏とは、生前よく俳句の話をし、時には意見の相違から、激論に及んだことさへもある。 それに氏には「余が俳句観」と題するエツセイもある程なので、さだめし作品が多量にあることだと思ひ、いつかまとめて読んだ上、俳人芥川龍之介論を書かうと楽しみにしてゐた。 然るに今度全集をよみ、意......
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  • タイトル: 馬上三日の記 エルサレムよりナザレへ
    著者: 徳冨蘆花
    出版社: ConTenDo
    概要: 車上  六月四日、エルサレムを立ち、サマリヤを経てガリラヤに赴かんとす。 十字架よりナザレの大工場へ、即ち四福音を逆に読むなり。  エル・ビレエにてエルサレムに最後の告別をなし、馬車はいよ/\北へ走る。 車中には案内者一名載せたり。 名はフィリップ・ジヤルルック三十八九......
    商品価格: ¥0(税込)
  • タイトル: 茶話 01 大正四(一九一五)年
    著者: 薄田泣菫
    出版社: ConTenDo
    概要: 茶話 2・27  フランク・ハリスと云へば聞えた英国の文芸家だが、(ハリスを英人だと言へば或は憤り出すかも知れない、生れは愛蘭で今は亜米利加にゐるが、自分では巴里人の積りでゐるらしいから)今度の戦争について、持前の皮肉な調子で、「独逸は屹度最後の独逸人となるまで戦ふだらう... ...
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