まねっこ
概要:
うれしい人
内田麟太郎
あわのさんの略歴には、私と出会い詩を始めたとありますが、ほんとうかしら。
そんな記憶は私にはまったくありません。
そもそも、あわのさんの詩が、私も編集委員である『ざわざわ』投稿欄に、掲載されていると教えてくれたのは、アシカのムッチーでした。
まあ、そんなわけで帰郷したときに、あわのさんに詩のファイルを見せられました。(同郷です。)
才気を感じました。
ユーモアがあるなぁ、と。このユーモアのある少年詩をかける人が、いるようでなかなかいません。
で、私はいいました。「詩集を出すといいね」。でも、こんなに早く出されるとは。せっかちなのかしら。
詩『ひみつ』のさびしくやさしい抒情は、このひとが本物の詩人であることを感じさせてくれます。
ユーモアと抒情と。うれしい人が出てきてくれました。
2018年 秋 オランダにて
跋文より
あわの ゆりこ
1972年 福岡県生まれ。
読み聞かせの活動を通じ、福岡県大牟田市(ともだちや絵本ギャラリー)にて内田麟太郎氏と出会い、詩作を始める。
福岡の絵本アカデミー警固塾(第6期)にて、高畠純氏らに教えを受ける。
今回が初めての詩集となる。
二児の母。
日本児童文学者協会会員。
高畠 純
1948年 名古屋市生まれ。
詩のイラスト、装丁に武鹿悦子詩集「ねこゼンマイ」、金子みすゞ童謡集「わたしと小鳥とすずと」、まど・みちお童謡集「地球の用事」、佐藤義美童謡集「ともだちシンフォニー」、与田凖一童謡集「森の夜あけ」、阪田寛夫詩集「すき すき すき」、矢崎節夫童謡集「うずまきぎんが」、内田麟太郎詩集「たぬきのたまご」などがある。
目次:
◆もくじ◆
Ⅰ みつけちゃった
・悩みの種 ・へりくつ ・五十歩百歩 ・みつけちゃった ・説教 ・テーブル ・おしゃべり ・くるくる ・ぼくは龍を飼っている ・ATM ・知らない ・えびぎらい ・まねっこ ・神さまのなみだ
Ⅱ 心をのぞく
・くしゃみ ・彼 ・十五歳 ・二十五歳 ・三十五歳 ・四十五歳 ・ふあん ・ネギ ・じゅもん ・心用金庫 ・いじわる ・悲しいこども
Ⅲ 風とおしゃべり
・ざわざわ ・真夜中の秘密 ・芝生のすきまから ・風とたんぽぽ ・夏 ・ひみつ ・ダンゴムシ ・風と君
跋文 内田麟太郎
あとがき
- ジャンル:
- 文芸 > 詩・詩集 児童・絵本 > 日本のえほん 児童・絵本 > よみもの
- 販売開始:
- 2019/11/13
- ページ数
- 80ページ
- ファイルサイズ:
- 5.46MB
- CODE:
- J0010148BK0090224001
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